私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

『渚にて』の思いで

2011-05-31 | コラム
 映画『渚にて』(On the Beach)は、同名小説を1959年に映画化(モノクロ)されたものです。
 表題から想像される、海岸での楽しい時間ではなく、米ソ冷戦下での最終核戦争の結果を描くものです。まず地球北半球が全滅し、南半球に残された僅かな人々にも放射能汚染が迫るという恐怖の心理を、まったく破壊だとか暴力の場面なく描くものです。
 ひたひたと迫る放射能の恐怖。残された時間は限られている。その時、人それぞれの行動や心理はどうなのか。
 と、ここまでの状況でないにしろ、今回の事故原発から350キロと離れた我が地においても、放射能が迫って来ないか(既に汚染されているかも)という不安は、多くの方に共通するのではないでしょうか。
 先日、地元自治体の相談コーナーの危機管理課の方と、以下の様な内容で質問し、その回答を受けました。

・現在、各県の放射線値は県庁所在地だけのようだが、地元自治体として計測していないのか?
 急遽準備した放射線計にて不定期に行い市のHPで公表している。なお、計測開始は、4月に入ってからで、一番放射線値が高まったと想定される3月15日前後は計測されていない。
・空間放射線だけでなく、土壌検査を行って欲しい?
 現在、土壌の検査は行っていない。
 回答して下さった方は同市民でありお子さんもおられ、同様の不安を感じると述べていました。

追記
 放射線の影響は晩発性ですから、現時点で死者こそ出ていないものの、多大な避難民を生み出しました。しかも、どうやら従来の法規制1mSv/年であれば、ずっと多い避難民を生み出す程の惨状であることも伺われます。こと、ここに至っても、原発止めると即断できないのは何故なのかと不思議にすら感じます。
 日本の電力の30%を原発が担っているからと云いますが、原発が始動停止が困難なシステムとして、その稼働を最優先した結果、余剰の火力や水力を停止している結果としての30%の発電力の占有なのだろうと感じています。直ちに全原発を停止し、廃炉作業を進めるべきと思います。当面は既存の火力と、新設の火力で凌ぎ、太陽光、風力、地熱の代替エネルギーに移行すべきでしょう。
 各家庭や企業については、契約最大電力を下げること(家庭の50A契約→30A契約など)を含め、単に全体の電気料金を上げるのでなく、多く使う者に対して抑制する料金体系とすべき様に思います。



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