私の思いと技術的覚え書き

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ネジロックは妥当な部位に

2015-05-08 | 技術系情報
 先日のこと、アルファ156のさもないソレノイドバルブ(バリエータソレノイド)を外そうとトルクス(T30サイズ)で緩めるも、トルクスが舐めてしまうという事態になりました。当該ボルトが緩んだ後も何時までも緩くならず、これはネジロック剤が塗布されているなということが判りました。

 ロックタイトの商品名に代表されるネジロック剤ですが、接着剤の一種となるのでしょう。嫌気性といってネジを締め込んで、空気が遮断されることで硬化します。サスペンションなど、万が一にも緩んだら危険という部位に使われるのですが、サスペンションやステアリング系では、ナイロンブッシュ入りナットやナットの上方を狭めるよう変形させて緩み抗力を持たせたりしたものが多いのでしょうか。昔はクラウンナットに割りピンを入れるというのが多かった様に思いますが、最近はめったに見なくなりました。

 さて、今回トルクスを滑らせた部位ですが、そもそもネジロックが必用?と思われる部位です。しかも、ロック剤を塗るならば、後刻の修理時に十分な緩めトルク容量を持ったトルクスサイズ(T40とか)にすべきでしょう。

 新品のボルトを取り寄せると、既に緑色のロック剤が塗布済みでした。また、同様な事態になるのも嫌なので、あえてシンナーで拭き取り取り付けました。


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