私の思いと技術的覚え書き

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HVにタコメーターがないのは何故か?

2018-06-24 | 技術系情報
 プリウスなどハイブリッド(HV)車の多く(トヨタの場合)に、タコメーター(エンジン回転計)が付いていないクルマが多いが何故か?。他メーカーとか、トヨタでもアクシオやレクサスLSなど、一部車種には装着されているが・・・。

 この理由だが、結論を述べてしまえば、意味が無いからいうことになろうかと思う。HVでは、ホンダやトヨタのFR系の様にエンジンとモーターが直列結合され、エンジンの助勢をモーターが行う方式がトヨタFF系以外では多い。いわゆるパラレル(並列)式だ。しかし、トヨタの場合、エンジンとモーターが並列ではあるものの、動力分割機構(ここが日頃バカにすることが多いがトヨタの凄いところで、多分特許取ってるんで他は真似できない)で、エンジンとモーターの出力をミックスしている。従って、種々の条件にもよるが、停止時は当然の如く、走行中でも必用に応じてエンジンは停止したり始動したりを行う。また、加速時も速度に同期してエンジン回転が上昇することなく、通常は2千回転ちょっいのところでエンジンレブはサチュレートする。何れにしてもアクセルペダルによるエンジン回転のコントロールはできない。と、いうことで、タコメーターを見る意味がないということになろう。これらのことは、プリウスと同様の動力分割機構を持った、アクシオをドライブしてみれば判ることだ。なお、アクシオのタコメーターでもそうだが、オーバーレブもあり得ないので、レッドゾーンの表示もない。

 ところで、私見としてのプリウスだが、HVというメカ構成には大いに関心持つが、走る、止まる、曲がるという三要素を意識するクルマ好きのとしては関心持たないクルマ(つまり乗って楽しみたいクルマでない)だ。その一番嫌いと感じるところは、ブレーキバイワイヤーで、ブレーキ踏まなきゃエンジンブレーキ効かないこと。だから、やたらプレーキランプを点灯させる、前走車で嫌われる運転となる。そして、急坂でエンジン回転が3千弱(速度は40km/h弱)で、エンジンは停止し、回生ブレーキと実ブレーキだけとなる。

※写真はアクシオHV


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