私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

より高い着地点を求めて

2008-11-05 | コラム

 自衛隊高官である田母神氏の論文が問題となりました。この論文を見ましたが、現状における私の認識とも一致する内容だと思っています。しかし、組織が公言する認識とのズレとして、大きな問題となるのは否めないことではあります。問題の火消しに必死になるのは、組織の宿命でしょう。

 ところで、ある論評でも云っていましたが、この様な歴史認識もあると云うことを、新聞やテレビ等のマスコミは伝えて来なかった罪は重いと思います。正に「閉ざされた言語空間」があったのだと、感じざるを得ないことです。今回の問題が、近代史における種々の自由な論評が広まる切っ掛けになれば良いと思います。

 さて、ある目標を持って交渉等の闘いを成し遂げる場合、常に交渉の着地点を見定める冷静な視点が必要なことは間違いありません。この点で先の大戦における我が国には、その様な終戦への大局観に欠けていた側面は否めないのだろうと感じます。しかし、この大局観ですが、交渉での解決を優先するあまり、あまりにも低い着地点の連鎖を続けている姿を見ることがありますが、これは醜いものと感じます。

 これは、どんな人々の活動にも云えることだと思いますが、解決優先であまりにも低い着地点を連綿と続ける者に私は魅力を感じることはできません。より高い着地点があるはずだと常に信じ、挫けず情熱を持って進み続ける者として、アジャスターであれ、クルマに関わる職人であれ、そんな人々に私は魅力を感じるのです。




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