私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

疑念の商品・ミライスピーカー

2021-04-16 | コラム
 最近の個別PCの広告など表示は、過去のクッキーだとか閲覧履歴をネット事業者勝手に集約し、興味を呼びそうなPC利用者に向けて表示されているのはご存じ通りだ。だから、私のPCなどは、クルマ関係の記事やCMで溢れ、辟易していると云うところで、なんらか対策しなくちゃイカンなーと思いつつ過ごしているところだ。

 そんな中、クルマではないが、最近よく表示されるCM表示に「ミライスピーカー」というのがある。過去から、オーディオ関係にもある程度の造詣はあるつもりだが、ミライスピーカーなるものを販売する(株)サウンドファンなる企業なりは知りもしない。そもそも創業2013年だと記してあり、比較的新興企業だから、ムリもないのかもしれないが・・・。

 そこで、件の「ミライスピーカー」なりの(株)サウンドファンのHPを見ると、そもそもの発起人に佐藤和則と書きしてあるが、全然知らぬ人物だ。ネット探索すると大阪大学とか記してある一応物理系の学者の様だ。

 また、(株)サウンドファンの役員名を眺めると、ツタヤ系の関連企業の比較的若い方が大取社長になっている。あと、取締役としては機械系商社のミスミとか、三井住友信託銀行、執行役員にKENWOD(現JVCKENWOOD)の方が掲載されているが、多分この方が製品開発の要になっているのだろう。しかし、その経歴からはオーディオの製品開発に関わったと云う職歴は感じられない。

 とういう様なことがNet探索で知り得るが、過去の実績があるそれなりのオーディオブランドメーカーではないことは確かだ。それが、テレビの音を聞こえやすくするというキャッチフレーズで、デザインも特段洗練された感もない田舎デザインで約3万円で、やたらNet広告を打つ企業にそもそも不審を持つ。

 スピーカーと云えば、過去にも新興メーカーで「タイムドメイン」なる名称で新しい理論何たらとかいうものがあった記憶があるが、最近はとんと聞かなくなった。(それでも現在でも売っているみたいだ。)

 しかし、資本主義自由経済だからして、反社会的というものでなければ、何を売っても事由だが、音質だとか感性としてしか評価できない商品を、さも立派な様にブランドを脚色して立ち上げ、それで賢明な購買者の信用が得られるものだろうか。私などは、明確な機能差だとかコストパフォーマンスがあるとか、商品のメリットが明かでない商品を、言葉だけで宣伝する企業にはただただ不審を感じるばかりだ。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。