私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

探偵業を思う

2009-03-17 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 古い昔のことですが、「ザ・ガードマン」というテレビドラマがありました。俳優の宇津井健さんとかが、まだまだ若々しい頃の、ガードマン達の活躍を描くドラマです。しかし、現実の今のガードマンとは、○○警備保障とか○スロックとか云ってテレビコマーシャルを盛んにやってますが、経営人とか幹部は警察官僚が多くを占める天下り組織の様です。

 さて、この様な大きな企業でなくても、○○興信所とかの名称で探偵業を営んでいるところがあります。先の警備保障も含め、興信所等、他人のプライバシーに関与する可能性のある探偵業については、「探偵業の業務の適正化に関する法律」で規制がなされています。

 探偵業者は、都道府県公安委員会に届出をして探偵業を営む者と定義され(2条3項)、探偵業を営もうとする者に対して、公安委員会へ届出書を掲示する義務が課されています(4条)。しかし、インターネットの掲示板を見ていますと、保険会社も経営に関わる○○保険リサーチのことで、実態として探偵業と同様に、「他人の依頼を受けて」、「人の所在又は行動について」、「面接による聞き込み」、「尾行、張り込み」等の調査を行っているのに、本当かどうかしりませんが届け出が出されていないと記されています。

 また、通常の損害保険会社においても、損害調査担当の社員やアジャスター等、類似の行動を取り得る場合がありますが、そんな届け出がされているとは聞いたことがありません。

 ちょっと以前に、アジャスターが関与する示談の非弁法への抵触の疑いのことを記しましたが、この探偵業法についても、同様の疑いを持ちます。保険会社は、何処もコンプラ遵守を強く唱えますが、嫌みたらたらで何度も記しますが、本当に守る気あるのでしょうか。やはり形だけのコンプラとしか思えません。

追記

 仲間たる同業者のことは余り悪く云いたくはないのですが、これから育つ人に向けて記します。アジャスターの活動をしていて、影に隠れて写真を写したり、工場不在時に撮影してそのことを伝えなかったりということを抵抗なく行う者がいますが、抵抗感を感じて来ました。アジャスターの活動の中には、事故現場近隣の住民への聞き込みやモラルリスクに関わる事案では探偵業同様な行動を取らざるを得ませんが、通常は正々堂々と隠すことなく行動したいものだと思います。


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