私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

一里塚に想う

2009-03-17 | 沼津そして伊豆周辺
 江戸時代に主要な街道に築造が整備なされたと云う「一里塚」ですが、私の住まいから比較的近郊となる東海道(現国道1号線)にも、幾つか残されており、往時の名残を留めくれています。

 この1里という単位は、距離約4キロであり、人が普通に歩く速度と距離に対応している様です。もし、クルマのスピードメーター表示を里/hで表したら、時速60km/hが16里/hに、100km/hが25里/hで表示となる訳です。ですから、普通のクルマでは、フルスケール50里/h(200km/h)で十分であります。

 そして、徐行が必用な局面では、1里/hとか2里/hで、これが人が歩く速度だとか、早足の速度だとかが直感的に感じ取れ、徐行不足の事故は減るんじゃなかろうか等と空想してしまいます。 しかし、昔の人は良く歩いたものだ と思います。多分、一日10時間程度は歩み続け、40から50キロ程度は歩き進んだのでしょう。そんな中、この一里塚に差し掛かり、ある場合は一服し、次の一里塚を目指して歩き続けたのでしょう。

※写真は、国道1号線の三島市から箱根山への上り口近くに残された錦田一里塚です。写真の様に、塚は街道の左右に並列して設置されていたことが判ります。


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