高度経済成長が終了すると共に、労働組合の存在価値が問われる時代になったと感じざるを得ません。経営者は雇用の安定というアメと個別責任という鞭を使い分けつつ、そこで働く労働者を恫喝し続けます。そんな中、怯え萎縮し自らの意見を表明しない労働者達(組合組織もしかり)が、増えつつある様に感じられます。しかし、そんなことで企業の発展はあるのであろうかと思います。働く者の自由な意見や発想というものがあって、初めて企業としての発展があるのだろうと思います。
各企業の社是や社訓では、従業員の自由な意見や発想を謳いながら、その様な意見を云う者は冷や飯を食い、上に気に入られたYESマンだけが上昇していくというのが今の企業の実態ではないのかとも感じられます。残念な時代ですし、このままでは日本の活力は失われてしまうのではと、大げさなことを感じざるを得ません。
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