写真は、原爆資料館で見た、原爆投下と敗戦後の占領軍による言論規制のパネルです。この事実は過去にも「ウォー・ギルト・インフォメーショ?ン・プログラム」として記していますし、そのことが現代に至っても引き続いているとする説として、「閉ざされた言語空間」(江藤淳:著)があります。
しかし、思うことはどんな組織であれ、組織というものが生み出された以上、組織の維持(もしくはその権力者の保全)ということが、自己目的化しがちなことは確かなことであると感じます。
これが、巷云われている官僚支配がなくなりはしない大きな要因であろうと思います。ところで、この様に情報は権力者によって、常に権力者の都合によりコントロールされがちなのですが、情報の受け手となる者達の愚民化というのが、最近特に気になることであります。
端的に云って、ものを考えない者が多すぎると思います。それと、一部の頭の良い者は、情報に含まれる問題に気付きはしますが、自らの保身のために、配下や後輩を犠牲にすることを厭わず、何ら異議を唱えない者が居ますが、腹の立つ者達だと思います。