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戦争資料館を批判する者

2019-06-29 | コラム
 大負けして原爆や東京大空襲などで無差別爆撃で300万人の死者が出た、先の大東亜戦争(太平洋戦争)の戦争資料館や戦争遺跡は各地にある。これら、施設について、例えば靖国神社内にある「遊就館」なども、予てから好戦意識を煽るなどと、トンデモない意見を平然と述べるものさえいる。下記の記事は、北九州市が建設準備中という平和資料館の懸念を示すジャーナリズム記事だ。
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日鉄、北九州市の平和資料館に懸念 「戦争の内容多い」
2019/6/8 6:00 (2019/6/10 9:06 更新) 西日本新聞 社会面

 北九州市が建設準備中の「平和資料館(仮称)」を巡り、新日鉄住金(現日本製鉄)八幡製鉄所が展示計画について「戦争に関する内容が多い」との懸念を市側に伝えていたことが分かった。資料館は終戦直前の八幡大空襲を映像やコンピューターグラフィックス(CG)で追体験できる展示などを予定。空襲の標的が同製鉄所や市街地だったとされ、結果的に県内最大規模の空襲被害となったことを踏まえ、識者は「歴史的な経緯に会社が敏感になっているのではないか」とみている。

 資料館は、戦争の悲惨さなどを考える機会を提供する目的で、市役所近くに約8億円を投じて建設予定。開館は2021年度の見込みで、18年11月の市議会では基本的な展示内容案などが示された。

 直前の同年10月31日、市は主要な関係先として新日鉄住金に同案を説明。西日本新聞の情報公開請求で市から開示された「対応メモ」で、同社は「当初聞いていた内容に比べ、戦争に関する内容が多いという印象」との見方を伝え、市側は「空襲の話なども避けては通れないものである」と理解を求めていた。

 八幡製鉄所総務部は取材に「17年12月に説明を受けた時は戦時中の市民生活の紹介を主体とするとのことだったが、(内容が)戦争そのものになっていると伝えた。設立趣旨は理解しているが、(建設については)否定も肯定もしない」との見解を示した。

 市総務局は今後、同社に関連資料の提供を要請する計画だが「今回の件は開館スケジュールには影響しない」としている。市は有識者による懇話会を本年度中に設け、展示案に対する最終的な意見を集める方針。

 九州大の施光恒(せてるひさ)准教授(政治学)は「製鉄所があったから北九州が発展したことも事実だろう。平和資料館が何を継承していく施設なのか議論を深め、コンセプトをしっかり固めるべきだ」と話している。

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これについては、Net記事で見て、下記のコメントを記した。

 戦争の悲劇を伝えるために実態を示すのは当たり前じゃん。どこのマヌケジャーナリストだ。ただし、戦争仕掛けられても、装備はあっても、自前で何もできない国とはなんぞやを考えなければいけない。総て米国が助けると思ってる子供の国か。それを書けよマスゴミめ!
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 しかし、各種マスゴミやSNSコミュやプライベートゴミでも、相変わらず戦後GHQが植え付けた極めて過剰な戦争罪悪感や作られた自虐史観を垣間見ることは多い。そもそも、私自身もかつて司馬遼太郎氏を愛読して過ごした時期があった、彼に内在する歪められた自虐史観を気づいてから、一気に熱が冷めたと云う思いだ。こんな意見を聞いて、好戦的な意見だと思う方は、ぜひ「閉ざされた言語空間」(江藤淳 著)を読んでみて欲しい。


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