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インテル・ハイエンドCPU

2023-04-12 | コラム
インテル・ハイエンドCPU
 これはPC用といういうより、サーバーもしくはWS(ワークステーション)もしくはEWS(エンジニアリングワークステーション)用のCPUの様だが、大きめの1チップCPUだが、内蔵コア数56、スレッド112、メモリバス8チャンネル、PCI Ex5が112レーンもあるといういうシロモノだ。

 CPUソケット(コネクタ)はLGA-4189(この4189はピン数を表す)と凄いピン数となる。PC用最上位のCore i9がLGA-1700だから約2.5倍もピン数が多い。これで、56コアを有効にするメモリ8チャンネルや最大112レーンのPCI Exバスカードを高速に駆動できるのだろう。

 ただし、112レーンのPCI Exカードも余程特殊なマザーボードでない限り、単一マザー上に実装は困難だろう。8チャンネルメモリ駆動も、複合チャネルの組み合わせにより、高速駆動できる様だが、一般のコンシュマーPCには使用されていないRDIMMというECCメモリー(Error Checking and Correcting:エラー検出訂正機能付き)を必用とする。消費電力はベース350W。ターボブースト時420WとCore i9の4倍をやや超える。CPU価格が約60万、マザーボードが20万程度、その他、メモリーとか高速ビデオカードと併せ軽く150万程度以上になるのだろう。

 しかも、通常のオフィスアプリだと、動作速度はPCハイエンドと変わりはないのだろう。それなりにプログラムが最適化された、画像処理や演算性能を生かしたベクタ-描画とか、動画処理のエンコード、デコードでなければ、その性能は発揮できない様に思える。


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