私の思いと技術的覚え書き

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沼津市千本浜海岸より富士を望む

2022-01-07 | コラム
沼津市千本浜海岸より富士を望む(2022年1月7日正午前)
 昨夜は東京で、静岡県でも御殿場方面や伊豆の山間部で降雪があった様だが、沼津にその様な気配は一切なかった。長年沼津に住み暮らすが、沼津で雪が微かに舞い散ることはあれど、地を白くする姿を見たことはない。それだけ沼津は、暖かい地なのだろう。

 今日、買い物帰りの経路をちょっと変え、沼津市の千本浜海岸公園近くの海縁に立ち寄ってみた。

 ほぼ真北に見える富士が綺麗だ。そこから若干左手を見ると、直線距離で十数キロ離れた富士市の製紙工場の煙突からの煙が良く見える。海辺には、若い夫婦と子供のひたすら青い意味を眺める姿が見える。





 ここは、スルガ湾と云われる一番の深部になるが、この湾の推進が大小多数ある日本の湾の中で最も深い湾であることを意識させる姿は、このないだ姿からは感じさせない。その最も深いという理由は、この湾中央部を、フィリピン海プレートに乗った伊豆半島がゆっくりと確実に北上する中で形成された、スルガトラフという海溝があるためだ。

 昭和の初め頃までマグロやカツオなどの回遊魚の大群が湾を北上し、奥スルガ湾で反転して伊豆半島沿岸各地の海の色が変わる程の変化が見られたという。西伊豆の各漁港の漁師は、その海の色が変わる姿を魚見台という高所から見張り、その海色の変化を見つけると、漁船隊は船艦出動し、大漁を上げた時代があったと聞くが、近年はそういう魚群が来ることもなくなった。


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