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ドリル歯先の研ぎ方

2022-01-09 | 車両修理関連
ドリル歯先の研ぎ方
 ドリルキリの歯先は、繰り返し使用により鈍って切れが悪くなる。特に材質とかが安価な安い製品において顕著だが、幾ら高価なキリでも、その使用環境などによっては、比較的早く寿命を迎えてしまう。

 特に、最近のクルマのボデーでは、主にサイドコンストラクションを構成する接合部のスポットを切り離す場合、余程高価なスポットカッターを使用しても、寿命は短くなりがちだ。これは鋼板が、超高張力(もしくは最高はホットスタンプ材と云われるもの)になり、固くなっていることに起因する。

 ところで、筆者はドリル歯先の研ぎに自信があるとは云えないが、知り合いの板金工場の中には、巧みな者も存在していることを意識する。スポットカッターの場合、歯先が通常のドリルと違い、歯先が流れない様にセントラルピークがあり、その外側はすくい角が小さく平面的に切削できる様にしているのだが、すくい角がゼロでは歯先が摩擦熱で昇温するばかりで切削は進まない。

 ここでは、下記のYoutube動画でドリル歯先の切削方法の3要点を巧く解説した動画を見つけたので紹介して見たい。ドリルキリも、材質の特に良いものは決して安価な製品ではない。また、細径キリなど折損する場合もあるが、軸長が十分残っているのを捨てるのはもったいない。この動画を見つつ、切削の技を身に付けることは有益だと思う次第だ。



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ドリルビットを適切に研ぐ方法
grain(ウクライナ在住ロシア人。名前はスタニスラフ。) 2019/06/16
https://www.youtube.com/watch?v=f0_VkGnm0q8

grain
 3つの簡単なルールは、数時間で、追加のデバイスを使用せずに、エメリーホイールのツイストドリルを手で適切に研ぐ方法を1〜2分で学ぶのに役立ちます。 これには特別なスキルや才能は必要ありません。これらのルールに従い、少し練習するだけです。


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