私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

降雹に驚く

2015-03-22 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 本日は天気良好で推移していたのですが、午後3時ごろになって暗雲が垂れ込めて来たなと思ったら、カミナリが鳴り出しました。こりゃ降ってくるなと、慌てて外の作業(クルマのいじくり)を撤収しました。しばらくして、カミナリ混じりの大雷雨となって、相当大粒の雨が降っているなあと思っていたところ、それにしても音が大きすぎると窓から覗くと、珍しく雹が降っているでした。

 まあ、今回は直径5mm程度の小粒の雹でしたから心配なく見ていましたが、時と場合においては、直径40~50mmというゴルフボール程度の大きさの雹があるから大変です。こんな大玉が降って来たら、ガラスは割れるは、ルーフとかボンネットその他の水平面のパネルに数え切れない程多くの凹損を生じる場合があります。これが、いうゆる雹害というものです。ある程度地域と降雹時間は限定されるというものの、比較的人口の多い地域で生じると、万を越えるクルマに損害が生じる場合もあります。そして、車両保険が付保されていれば、損害は保険で問うことになりますから、保険会社も大忙しとなるのです。

 しかし、クルマなんて足代わりで、外見はどうでも走れば良いって方はともかく、愛車がボコボコになって、事故でもないのに泣く泣く修理もしくは乗り換えだと嘆き悲しむ方も多いのではないでしょうか。

 また、雹害では一つ一つの凹損は大したレベルでなく十分板金出来るのですが、その数の多さ等から、該当パネルを新品と取替る場合があります。ボルト系パネルはともかく、ルーフの様な溶接系パネルを取替た場合、下取り査定における評価損というのが生じます。まずは十分な設備と技術を有した工場であれば、外見上の復元は十分出来ても、価値の減少というのは取り戻せません。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。