いわゆるオートバイもクルマもその発祥の頃から、競争(レース)を行うことと無縁ではなかった様です。これは二輪のロードレースで世界最高峰となるモトGPや四輪のロードレースで最高峰となるF!グランプリが、日本での人気はともかくとして、ヨーロッパを中心とした諸国では、大きな人気を保持していることで知れます。
ところで、私は二輪にはそれ程明るくないですが、二輪と四輪を比べれば、相当な走行特性の差異があると認識しています。軽量な車体に大出力エンジンを搭載した二輪では、加速性能は凄まじいですが、減速性能は四輪に劣るはずです。また、二輪がもっとも劣るのは、旋回性能なのでしょう。ハイグリップタイヤ4本で旋回中の遠心力に抗する4輪に比べ、二輪では、車体の傾き(バンク)でほぼ旋回速度が支配されてしまいます。しかも、近年の4輪における高速旋回で非常に重視されるダウンフォース(車体下向きの力)も、二輪ではほとんど期待できません。
それでも、最高峰のモトGPを操るライダーは、車体重量の1/3にもなろうという自身の体重移動を最大限に駆使し、急加速、急減速、高速旋回している姿を見ますと、凄いものだと感嘆せざるを得ません。
また、二輪ライダーが将来的に四輪ドライバーに転向する事例は、昔から事欠かない訳ですが、運転特性はまるで違っても、身体に要求される高度な反射神経や動体視力など、共通事項も多いからなのでしょう。
追記
大藪春彦(故人)は、クルマを中心としたハードボイルド小説の大家でした。数十年前に何本かの小説を読んだ記憶があります。そんな中で、感激を持って読んだのが長編小説の「汚れた英雄」なのです。
ところで、私は二輪にはそれ程明るくないですが、二輪と四輪を比べれば、相当な走行特性の差異があると認識しています。軽量な車体に大出力エンジンを搭載した二輪では、加速性能は凄まじいですが、減速性能は四輪に劣るはずです。また、二輪がもっとも劣るのは、旋回性能なのでしょう。ハイグリップタイヤ4本で旋回中の遠心力に抗する4輪に比べ、二輪では、車体の傾き(バンク)でほぼ旋回速度が支配されてしまいます。しかも、近年の4輪における高速旋回で非常に重視されるダウンフォース(車体下向きの力)も、二輪ではほとんど期待できません。
それでも、最高峰のモトGPを操るライダーは、車体重量の1/3にもなろうという自身の体重移動を最大限に駆使し、急加速、急減速、高速旋回している姿を見ますと、凄いものだと感嘆せざるを得ません。
また、二輪ライダーが将来的に四輪ドライバーに転向する事例は、昔から事欠かない訳ですが、運転特性はまるで違っても、身体に要求される高度な反射神経や動体視力など、共通事項も多いからなのでしょう。
追記
大藪春彦(故人)は、クルマを中心としたハードボイルド小説の大家でした。数十年前に何本かの小説を読んだ記憶があります。そんな中で、感激を持って読んだのが長編小説の「汚れた英雄」なのです。