私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

シンボルたる大和

2011-09-15 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 戦艦大和といえば、時代錯誤の大艦巨砲主義の遺物、何ら活躍も出来ずに沖縄特攻作戦で沈没さしられた愚艦というのが定説となっています。しかし、戦後の今になってさえ、戦艦大和と聞くと、世界最大最強の悲劇の戦艦であったという哀愁にもにた気持ちを持つ日本人が多いのは何故なんでしょうか。それは、漫画家の松本零士氏の宇宙戦艦ヤマトがヒットしたからだけではないと思います。

 それは、やはり日本人にとって象徴(シンボル)として心の拠り所の一つになっていたと思うところです。実際には、何ら頼りにならない拠り所だった訳ですが、妙に神格化され、それが今でも続いていると・・・。

 絶対沈まない不沈戦艦たる大和、見事に沈みました。絶対事故しない日本の原発、見事に事故して中身をぶちまけ続けています。何処か、類似点が感じずにはいられません。

 ところで大和型戦艦は1番艦から3番艦までが建造されています。1番艦の大和は呉海軍工廠で、2番艦の武蔵は三菱重工・長崎造船所で、3番艦の信濃は横須賀海軍工廠で、製造途中から空母に改装され建造されました。この信濃ですが、本隊の建造が終了し進水式完了後、折からの本土空襲も激しくなってきたこともあり、艤装工事(内装)を広島呉で行おうと改装中に、米潜水艦の魚雷攻撃を受け、沈没したのでした。



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