私の思いと技術的覚え書き

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たまにはファッション話を

2011-09-14 | コラム
 今の20代くらいまでの方のには、まったく判らないと思われる昔(1980年代頃まで)の男性ファッションの話を記してみましょう。

 私より年上いわゆる団塊の世代で親しくしている方と、当時若い頃に休日のデートしたりする際のファッションのことに話しが及ぶことがあります。私は、その方の思考とかがは多少は判っていますから、「アイビーだったでしょう?」と聞くと、「そう(ニコ)」と返事です。「じゃあシャツはVANで、靴はリーガルでしょうね」と問えば、「その通りだよ」なんて会話になるのですね。

 最近の若い方には、リーガルは判るでしょうが、アイビーなるものは判らないでしょう。これは、当時アメリカの有名大学などの若者達を中心に流行ったファッションで、日本でも知的な若い人を中心に流行したものです。アイビールックは別名トラデショナル(トラと略称)とも呼ばれ、その基本は、上着はブレザー(胸にワッペン付き)で全般としてカチッとした骨太のアメリカンなイメージがあったことを思いだされます。

 そんな話をしながら、話しは欧州へ流れ、トラに対する「ヨーロピアンというのもあったねえ」と続くのです。そして「ツイード風ジャケットはいいよねぇ」というところで意見が一致します。最近記した白州次郎氏も休日用といしてツイード風ジャケットを愛好していたようです。また、往時の映画俳優、具体的はアンタッチャブルのショーン・コネリー、ブリッドのスティーブ・マックイーン、ダーティハリーのクリント・イーストウッドなど、必ずしもツイード風味でないのかもしれませんがジャケットを上手く着こなしていたことを思いだされます。この中でも、ショーン・コネリーのスタイリングは正にブリティッシュ正統スタイリングという素晴らしさという点でも意見は一致します。ツイードジャケットに同素材風のハンチング帽、ジャケットにはエルボーと右肩にレザーパッチ付きと、正に「決まってるな-」と思うのです。ところで、私も好きなブリテッシュ調のジャケットスタイルですが、一歩間違えると、田舎もオサンとか教師風になってしまいます。ジャケットと外の衣服とのコンビネーションを気を付けたいと思っております。

 最後に、昔からドブネズミルックと呼ばれるサラリーマンのスーツについて、記してみます。昔からサラリーマンのスーツと云えば、紺かグレーの2色を基本とし、その濃淡やチェック柄やチュークストライプなどのバリエーションを楽しむ程度といった限定的なものだったと思いだします。バブル時代の一時期、明るいブラウンや、中には紫に近いような色目のものを着るものを見ることもありましたが・・・。それがどうでしょう。この10年のところサラリーマンの定番色(90%以上ではないか)は、完全に黒一色です。持つカバンも黒、靴も黒、なんでjここまで統一されてしまったのでしょうか。皆が、葬儀屋になった訳でもないのに、不思議なことです。



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