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ダイハツエアバッグECUのリコール

2023-02-04 | 車両修理関連
ダイハツエアバッグECUのリコール
 今次のダイハツエアバッッグ用ECUのリコールだが、コンデンサの製造が不良と記してあるが、エアバッグ用回路にはコンデンサーが種々使われているが、メインのコンデンサーは衝突初期にバッテリーが損壊し、電源断となりその後のエアバッグ動作を確保するための短時間電源保障するための大容量コンデンサーのことだろうと想像する。

 つまり、メーカー修理書などにおいて、エアバッグ回路の作業を行う場合は、バッテリーの接続を縁切りして、5分程度(日産の場合は3分と記されている)経過させ、内蔵コンデンサーの自然放電を待ち作業する様に指導されているが、この短時間動作保障用の大容量コンデンサーが不良だと想像できる珍しいリコールだ。

 なお、対象車両は多いが、何れもR4年11月からR4年12月までと僅か1ケ月の製造品のみ対象となっている。製造サプライヤーにおいて、恐らくコンデンサーはそれなりの専業素子メーカーから調達しているのだろうが、この期間において、何らか素子メーカーが異なったのだろうか。それとも、素子メーカー側から、サプライヤーに対して、納入期日指定で、製造ラインの期日指定での不良が報告なされたのだろうか。


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ダイハツ、3万2千台リコール エアバッグが作動しないおそれ
朝日新聞デジタル 2/2(木) 18:18配信
 ダイハツ工業は2日、エアバッグが開かなくなるおそれがあるとして、「タント」や「タフト」など計7車種3万2千台(2022年11~12月製造)のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。国交省によると、電子部品の製造工程が不適切で内部ショートが発生し、衝突時にエアバッグが作動しない可能性があるという。問い合わせはダイハツお客様コールセンター(0800・500・0182)へ。


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