私の思いと技術的覚え書き

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内装材の再塗装のこと

2008-12-30 | 車両修理関連

 クルマも長年使用していますと、内装材の塗装のキズ等が気になって来ます。私の中古BMWですが、前にも記しましたが、同年式の国産同クラス車に比べ、インストルメントパネルのスラッシュ成形(シボ模様)の質感も悪く、これはしょうがないことと諦めていますが、最近シフトレバーパネルの塗装の剥げというより密着不良による浮きが気になって来ました。

 そこで、サンデーペイントによる再塗装修理を行って見ました。ところで、内装材が汚れている場合に、外装修理用の強いシンナーで拭き取ることは辞めた方が良いです。内装材の各所の塗装(レザーシートも塗装仕上げです)とか樹脂本体は、耐溶剤性に脆弱なものが非常に多く、強いシンナーですと簡単に犯されてしまうからです。Shiftleverpanel

 さて、塗装ですが、該当部品が取り外せる なら、極力外して行った方が綺麗にできます。そんな訳で、該当のシフトレバーパネルを外します。そして、ついでにセンターコンソールの塗装の剥げも何カ所か気になっていましたので、ついでにセンタコンソールも外しました。

 BMWにATシフトレバーは、特にネジで止まっている訳でなく、かなり強く左右に捻りながら上方へ引けば、案外簡単に取れます。

 新しい塗装をする前に、旧塗膜が密着していないのであれば、旧塗膜を除去する必要があります。シフトレバーパネルは、ほとんど密着しておらず、簡単に旧塗膜の除去が行えました。

 ところが、シフトポジションのインジケータ部分が別部品の様ですが、接着されており分離は困難なことが判りました。この様な場合は、マスキングでカバーするしかありません。幸い、境目にカッターナイフの刃が入る隙間がありましたので、マスキングも問題なく済みました。

 新しく塗った塗料は、ホームセンターでの販売している通常の艶消し黒の塗料です。当初の弾性ゴムが入った様な緩やかなシボ感とだいぶ風合いが変わってしまいまいましたが、まあ良しとしました。なお、センターコンソールの方は、塗料の質感の違いもあり、必要最小限の部分塗りに留めました。

 ところで、センターコンソールを外してみてBMWの設計の確かさを改めて見ました。それは、センターコンソール後部に、アームレストが付いているのですが、このアームレストはセンターコンソールに固定されているのではなく、しっかりと床にダイレクトに固定されているのです。つまり、センターコンソールを外す際は、床に固定されたアームレストを潜り抜き取るという方式になっているのです。

 この様な、アームレストの固定方法方は最近の国産車でもあるのでしょうが、昔はセンターコンソール上にアームレストが固定されているクルマが大多数でした。そんなクルマのアームレストは、とても剛性感がなく、グラ付いていたものでした。

追記
 マスキングのことで若干追記します。塗装の際に使用するマスキングテープですが、必要に応じて各種の幅のものが用意されています。このテープに要求されるには、剥がした際に糊が残らないことがあろうかと思います。

 なお、部位にもよりますが、塗装が完全硬化後のテープ剥がしは隣接部の塗膜の剥がれを生じることがありますから、塗膜の指触乾燥の段階で剥がすのが、マスキング剥がしのセオリーとなります。




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