今回はクルマの外装について、流行・廃れのことを幾つかの事例と思うことなどを記してみます。
まず、サイドプロテクトモールディングのことですが、最近の新車を眺めると、まずモールが付いたクルマは珍しくなりました。一部高級車でドア下端部にメッキモールが装着されたものはありますが、ドア曲面の最大幅部を他物からガードする意味を持つ、サイドプロテクトモールは見事に姿を消してしまいました。10年くらい前までのクルマでは、タクシー仕様などの低グレード以外は、付いているのが当たり前みたいな装飾品だったのですが。
このサイドプロテクトモールディングですが、3~40年くらい以前は、やはりなかったのです。それが、当初はユーザー自身の好みとして、後付けという形で装着され始め、その内に標準装備されるまでになった訳ですが、また元に戻ったという形です。
この理由ですが、様はスタイリング的な流行の問題でしょうが、昔はドア下端から1/3くらいの高さにあったプレスラインが、ドア上部のアウトサイドハンドル部の高さに逆アールを持った張り出したプレスラインが流行となったことにある様に思います。この結果、ドアパネル面の広い範囲が緩やかでフラットな凸形状(クラウンと呼ぶ)でスッキリとし、プロテクトモールがアンマッチとなったのかなあと思っています。
次に、ヘッドライト組み込みのターンシグナルライトですが、これは昔のクルマでは、ターンシグナルライトがフロントバンパー内など、位置的にもちょっと離れた別体なのが当然のことでした。それが、今では多くのクルマでヘッドライト内にターンシグナルライトが組み込まれています。この理由ですが、デザインとコストの2つの問題にあると思います。
ところで、このヘッドライト組み込みターンシグナルというものですが、夜間の場合、高輝度のヘッドランプの至近でターンシグナルが瞬くのですが、非常に発見しづらく感じることがあります。
最後に、ホワイトレンズのことを記してみます。これは、だいぶ以前にも記した記憶がありますが、元々は純正外の用品としてカスタマイズ用に売り出された商品だった訳です。そんな、流行を捕まえて、メーカー仕様としてのホワイトレンズの採用と普及に至っています。そして、最近のクルマでは、テールランプ(リヤ・コンビネーション・ランプ)などは、LEDランプと組み合わせて使用されています。このホワイトレンズですが、個人の趣向の問題ですがどうも好きになれません。テールランプであれば、赤、オレンジ、白とコントラストある方がいいじゃないのと思ってしまいます。
それと、走行中の新しいクルマを見ていて思うのですが、日中のホワイトレンズ車で強い太陽光を受けている場合、点灯が見難い様に感じられます。さらに、ストップランプ等のLEDランプでは、配光の指向性の関係なのでしょう、斜め見すると見難いなあと思う次第です。
まず、サイドプロテクトモールディングのことですが、最近の新車を眺めると、まずモールが付いたクルマは珍しくなりました。一部高級車でドア下端部にメッキモールが装着されたものはありますが、ドア曲面の最大幅部を他物からガードする意味を持つ、サイドプロテクトモールは見事に姿を消してしまいました。10年くらい前までのクルマでは、タクシー仕様などの低グレード以外は、付いているのが当たり前みたいな装飾品だったのですが。
このサイドプロテクトモールディングですが、3~40年くらい以前は、やはりなかったのです。それが、当初はユーザー自身の好みとして、後付けという形で装着され始め、その内に標準装備されるまでになった訳ですが、また元に戻ったという形です。
この理由ですが、様はスタイリング的な流行の問題でしょうが、昔はドア下端から1/3くらいの高さにあったプレスラインが、ドア上部のアウトサイドハンドル部の高さに逆アールを持った張り出したプレスラインが流行となったことにある様に思います。この結果、ドアパネル面の広い範囲が緩やかでフラットな凸形状(クラウンと呼ぶ)でスッキリとし、プロテクトモールがアンマッチとなったのかなあと思っています。
次に、ヘッドライト組み込みのターンシグナルライトですが、これは昔のクルマでは、ターンシグナルライトがフロントバンパー内など、位置的にもちょっと離れた別体なのが当然のことでした。それが、今では多くのクルマでヘッドライト内にターンシグナルライトが組み込まれています。この理由ですが、デザインとコストの2つの問題にあると思います。
ところで、このヘッドライト組み込みターンシグナルというものですが、夜間の場合、高輝度のヘッドランプの至近でターンシグナルが瞬くのですが、非常に発見しづらく感じることがあります。
最後に、ホワイトレンズのことを記してみます。これは、だいぶ以前にも記した記憶がありますが、元々は純正外の用品としてカスタマイズ用に売り出された商品だった訳です。そんな、流行を捕まえて、メーカー仕様としてのホワイトレンズの採用と普及に至っています。そして、最近のクルマでは、テールランプ(リヤ・コンビネーション・ランプ)などは、LEDランプと組み合わせて使用されています。このホワイトレンズですが、個人の趣向の問題ですがどうも好きになれません。テールランプであれば、赤、オレンジ、白とコントラストある方がいいじゃないのと思ってしまいます。
それと、走行中の新しいクルマを見ていて思うのですが、日中のホワイトレンズ車で強い太陽光を受けている場合、点灯が見難い様に感じられます。さらに、ストップランプ等のLEDランプでは、配光の指向性の関係なのでしょう、斜め見すると見難いなあと思う次第です。