スシローの迷惑行為は米国では起こり得ない・その意外な理由
日経うんたらのメディア記事は、よくよくメールに入るのだが、アホ臭い記事が多く滅多に引いて記事を書くことはないのだが・・・。
この近日の日本のスシローで生じた迷惑行為事件だが、米国では起こらないだろうという。そして、その理由が米国は、何でも裁判で弁護士が待ってましたと飛びつく社会だからと思いきや、いや違うということで一部転載する。
------------------------------------------------------
スシローの「迷惑動画」事件 米国では起こり得ない理由
日経ビジネス 2023.2.10
ソースURL:https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00381/020700031/?n_cid=emsl_172854
回転ずしは米国で「コンベア・ベルト・スシ」と呼ばれ、日本と同様に人気が高かったが、昨今の値上がりで気軽に立ち寄れる店ではなくなりつつある。
大手回転ずしチェーン「スシロー」の店舗を訪れた高校生とおぼしき少年が、自らの迷惑行為を撮影した動画をSNS(交流サイト)に投稿、拡散した件が話題になっていましたね。
テーブルに設置してある共用のしょうゆボトルに直接口をつけたり、湯飲み茶わんをなめ回したり。さらには唾液を指につけて回転レーンに載ったすしネタに触れるといった迷惑行為が映し出されていました。
子供だけで飲食店に行くことが、そもそも難しい
利用者にとって極めて不快な、こんな動画が拡散されたことで、被害を受けたスシローを傘下に持つFOOD&LIFE COMPANIESの株価は大幅に下落。少年による迷惑行為によって、一時的とはいえ、時価総額が170億円ほど失われました。
同社の発表などによると、迷惑行為をした本人とその保護者が、FOOD&LIFE COMPANIESを訪れて謝罪したとのこと。しかし、回転ずし業界だけでなく飲食業界全体に多大な悪影響をもたらす事案であることから、同社は「警察に提出した被害届は取り下げず、今後も刑事と民事の両面で厳正に対処していく」方針のようです。
何とも後味の悪い一件ですが、では、良いことも悪いことも“先進的”な米国では、こうした迷惑行為の実態がどうなっているか、ご存じでしょうか。
子供が悪ふざけをしがちなのは万国共通。米国でも迷惑行為を撮影した動画を拡散するような“事件”は日常茶飯事です。しかし、子供が食べかけたすしをレーンに戻したり、回転するすしにワサビを塗りつけたり、といった行為が米国の回転ずし店で行われることは、まず考えられません。
回転ずし店のことを米国では「コンベア・ベルト・スシ(Conveyor Belt Sushi)」と呼びます。コンベア・ベルト・スシでの迷惑行為がゼロということはないでしょうが、今回のような「子供による迷惑行為」は、ほぼないと言っていいでしょう。
「それは米国が訴訟大国で、悪ふざけをしたのが子供だとしても、すぐに数億円単位の訴訟沙汰になるからだろう」と考えるかもしれませんが、そうではありません。最も大きな理由は、日本と米国とでは、回転ずしの客層が全く異なることです。
日本に比べて国の歴史が浅い、新しい国である米国では、都市の郊外で小売店や飲食店が集まる商業地区と住宅地区とが、きれいに分かれる区画整理が進んでいます。日本のようにスーパーや飲食店が住宅地区に点在するようなことは基本的にありません。そのため「近所の飲食店」に行くにも自動車が必要になります。つまり子供だけでは遠方の飲食店に行くことが、そもそも難しいのです。
また、フルサービスのレストランだと、子供が小遣いで払えるようなメニューはほぼなく、チップも必要。ファストフード店を別とすれば、子供が一人で飲食店に出かけること自体がありません。
日経うんたらのメディア記事は、よくよくメールに入るのだが、アホ臭い記事が多く滅多に引いて記事を書くことはないのだが・・・。
この近日の日本のスシローで生じた迷惑行為事件だが、米国では起こらないだろうという。そして、その理由が米国は、何でも裁判で弁護士が待ってましたと飛びつく社会だからと思いきや、いや違うということで一部転載する。
------------------------------------------------------
スシローの「迷惑動画」事件 米国では起こり得ない理由
日経ビジネス 2023.2.10
ソースURL:https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00381/020700031/?n_cid=emsl_172854
回転ずしは米国で「コンベア・ベルト・スシ」と呼ばれ、日本と同様に人気が高かったが、昨今の値上がりで気軽に立ち寄れる店ではなくなりつつある。
大手回転ずしチェーン「スシロー」の店舗を訪れた高校生とおぼしき少年が、自らの迷惑行為を撮影した動画をSNS(交流サイト)に投稿、拡散した件が話題になっていましたね。
テーブルに設置してある共用のしょうゆボトルに直接口をつけたり、湯飲み茶わんをなめ回したり。さらには唾液を指につけて回転レーンに載ったすしネタに触れるといった迷惑行為が映し出されていました。
子供だけで飲食店に行くことが、そもそも難しい
利用者にとって極めて不快な、こんな動画が拡散されたことで、被害を受けたスシローを傘下に持つFOOD&LIFE COMPANIESの株価は大幅に下落。少年による迷惑行為によって、一時的とはいえ、時価総額が170億円ほど失われました。
同社の発表などによると、迷惑行為をした本人とその保護者が、FOOD&LIFE COMPANIESを訪れて謝罪したとのこと。しかし、回転ずし業界だけでなく飲食業界全体に多大な悪影響をもたらす事案であることから、同社は「警察に提出した被害届は取り下げず、今後も刑事と民事の両面で厳正に対処していく」方針のようです。
何とも後味の悪い一件ですが、では、良いことも悪いことも“先進的”な米国では、こうした迷惑行為の実態がどうなっているか、ご存じでしょうか。
子供が悪ふざけをしがちなのは万国共通。米国でも迷惑行為を撮影した動画を拡散するような“事件”は日常茶飯事です。しかし、子供が食べかけたすしをレーンに戻したり、回転するすしにワサビを塗りつけたり、といった行為が米国の回転ずし店で行われることは、まず考えられません。
回転ずし店のことを米国では「コンベア・ベルト・スシ(Conveyor Belt Sushi)」と呼びます。コンベア・ベルト・スシでの迷惑行為がゼロということはないでしょうが、今回のような「子供による迷惑行為」は、ほぼないと言っていいでしょう。
「それは米国が訴訟大国で、悪ふざけをしたのが子供だとしても、すぐに数億円単位の訴訟沙汰になるからだろう」と考えるかもしれませんが、そうではありません。最も大きな理由は、日本と米国とでは、回転ずしの客層が全く異なることです。
日本に比べて国の歴史が浅い、新しい国である米国では、都市の郊外で小売店や飲食店が集まる商業地区と住宅地区とが、きれいに分かれる区画整理が進んでいます。日本のようにスーパーや飲食店が住宅地区に点在するようなことは基本的にありません。そのため「近所の飲食店」に行くにも自動車が必要になります。つまり子供だけでは遠方の飲食店に行くことが、そもそも難しいのです。
また、フルサービスのレストランだと、子供が小遣いで払えるようなメニューはほぼなく、チップも必要。ファストフード店を別とすれば、子供が一人で飲食店に出かけること自体がありません。