前に記した「栄光のルマン」のDVDを時々見直しています。現在のレーシングマシーンと比べると車高(最低地上高)が高く、エンジン回転数の上限も低いものと感じます。しかし、アンジュレーションの多いサルテ・サーキット(Sarthe Circuit)で良く動くサスペンションには感心します。そして、エンジンサウンドも現在のF1マシーンみたいな超高回転(19千rpm程度)の乾いた甲高いノートではありませんが、比較的低いレブリミット(8千rpm程度)のウェットなノートで、それはそれで迫力を感じます。例の事故シーンも実車を使用したレーシングカーをリモコン操縦で実際の事故を収録したものです。(下記の「もう1つのルマン Vol.3」リンクを参照)衝突後もアクセル全開でホイールスピーンが止まらないという不自然さも若干ありますが、やはり迫真・迫力の映像だと感心させてくれます。
また、同じくレース映画で「グラン・プリ」(Grand Prix)という1966年に公開されたジェームスガーナー主演のF1グランプリを題材としたものがあります。これは、現在DVDが発売されていなく私は発売を心待ちにしているのですが、過去に何度がテレビで見て来ました。ユーチューブ動画にも、同映画の伊国モンツァでのオーバルバンクの走行シーンが公開されています。バンクのアンジュレーションの多さと、それに対応してよく動くサスペンションに感心します。たったの1500ccのF1マシーンですが、迫力は十分に感じられるものです。