あまりの低レベルモータージャーナリスト記事・4WD
このアホ記事は、4WDの原点を説明している訳だが、怪しい話しだと私は思っている。つまり、そんな発表されたレーシングカー以前の問題として、自動車工学で云う摩擦円(楕円)の原理を知れば、4WDの発想は自然に出てくる話しで、未発表の試作車など数々作られたはずだ。
それと、この記者は、4WDと2WDのことをパートタイムとフルタイムの2点でしか切り分けるしかない知力しかない様だが、4WDと云っても、何時も前後軸間で5:5で駆動配分しているものではない。特に最近の燃費重視の4WDなどは、できるだけ2WDで、必用に応じてとか、主駆動輪の摩擦円が限界に至るところで、従動輪に駆動力を配分する思想が強まっているのを知らないんだろうな。こういう記事を記すのは止めた方が良いと勧めたい。
摩擦円(楕円)とは
2016-11-摩擦円(楕円)とは
2006 | 技術系情報
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/2ae82bac8afb37c9b5134f9e02b643bb
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4WDなのに「FFベース」「FRベース」ってどういうこと? 今後は死語になる可能性も大!
WEB CARTOP 1/11(水) 13:01配信
レーシングカーから始まった4WDの歴史
4WD車の解説で、FRベースの4WD、あるいはFFベースの4WDという表現を目にすることがあるだろう。自動車の構造を知る人なら、この表現が何を意味するの即座に理解することが出来るはずだが、逆に、4WDなのにFRベース、FFベースとはどういうことなのか、4WDは4WDだろう、と疑問を持つ方もいることだろう。ここはひとつ基本に立ち返って、4WD車の成り立ちについて考えてみたいと思う。
そもそも、4WDはどうして出来上がったのか? こう考えることが、前出の疑問に対する回答になるのではないかと思う。というのは、自動車の原点は2輪駆動で、自動車史のどこかの時点で4輪駆動方式が考え出されているからだ。
では、4WD車の歴史を思い浮かべてみると、なんとなく第2次世界大戦中に米軍が使ったウイリス・ジープあたりが発端ではないかと見当をつけがちだが、本当の意味で原点をたどっていくと、これがなんと1903年にオランダのスパイカー社が発表した4WDレーシングカーにさかのぼるのである。
この4WDレーサー、フロントエンジン方式のパワートレインレイアウトを使い、トランスミッションの後ろにトランスファーとセンターデフを一体化した機構を備えていたのである。なんとこのシステムは、今風に言うフルタイム4WD方式で、システム構成は、現在のフルタイム4WD車と変わらぬ内容だったのだ。実際、フルタイム4WD車が商品として市場に流通するのは1980年代に入ってからのことだから、驚くなかれ、なんと80年も前にその原型は出来上がっていたことになる。
さて、当時の自動車はフロントエンジン/リヤドライブのFR車が一般的だったが、このFR車のパワートレインの途中に、エンジン出力を前方に伝えるトランスファーユニットを設けたことで、FR車を土台にする4WD方式が出来上がったわけである。戦中に登場したウイリス・ジープも、FR方式の2輪駆動にトランスファーを設けて4輪駆動化した車両で、FRベースの4WD車だった。
一方、1970年代以降、小型車で一般的となってきたFF方式は、パワートレイン系のレイアウトでスペース効率に優れたため、またたく間に小型乗用車の標準的な駆動方式となっていた。このため、乗用車で4WD車を実現するには、FF方式から発展させた4WD方式の確立が必要不可欠な要素となっていた。
多くの場合、FF車は横置きエンジン/横置きトランスミッション&デファレンシャルユニットの構成だったため、この部分にトランスファーユニットを設ければ、後輪に駆動力伝達を行うことが可能、つまり4WD方式の構築が可能だったのである。これがFFベースの4WD車で、現在の乗用4WD車では主流の方式となっている。
自動車が誕生した時点で、その駆動方式が4WDであれば、あるいはFRベース、FFベースの4WDという表現は生まれなかったかもしれないが、実際には、自動車はFR方式で発展し、その途中で4WD方式が考えられ、小型車の駆動方式の主流がFRからFFに移り変わると、必然的に4WD方式もFF車ベースで考えなくてはならない状況に変化し、その結果FRベースの4WDとFFベースの4WD、4WDにはこの2タイプが存在することになったわけである。
このアホ記事は、4WDの原点を説明している訳だが、怪しい話しだと私は思っている。つまり、そんな発表されたレーシングカー以前の問題として、自動車工学で云う摩擦円(楕円)の原理を知れば、4WDの発想は自然に出てくる話しで、未発表の試作車など数々作られたはずだ。
それと、この記者は、4WDと2WDのことをパートタイムとフルタイムの2点でしか切り分けるしかない知力しかない様だが、4WDと云っても、何時も前後軸間で5:5で駆動配分しているものではない。特に最近の燃費重視の4WDなどは、できるだけ2WDで、必用に応じてとか、主駆動輪の摩擦円が限界に至るところで、従動輪に駆動力を配分する思想が強まっているのを知らないんだろうな。こういう記事を記すのは止めた方が良いと勧めたい。
摩擦円(楕円)とは
2016-11-摩擦円(楕円)とは
2006 | 技術系情報
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/2ae82bac8afb37c9b5134f9e02b643bb
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4WDなのに「FFベース」「FRベース」ってどういうこと? 今後は死語になる可能性も大!
WEB CARTOP 1/11(水) 13:01配信
レーシングカーから始まった4WDの歴史
4WD車の解説で、FRベースの4WD、あるいはFFベースの4WDという表現を目にすることがあるだろう。自動車の構造を知る人なら、この表現が何を意味するの即座に理解することが出来るはずだが、逆に、4WDなのにFRベース、FFベースとはどういうことなのか、4WDは4WDだろう、と疑問を持つ方もいることだろう。ここはひとつ基本に立ち返って、4WD車の成り立ちについて考えてみたいと思う。
そもそも、4WDはどうして出来上がったのか? こう考えることが、前出の疑問に対する回答になるのではないかと思う。というのは、自動車の原点は2輪駆動で、自動車史のどこかの時点で4輪駆動方式が考え出されているからだ。
では、4WD車の歴史を思い浮かべてみると、なんとなく第2次世界大戦中に米軍が使ったウイリス・ジープあたりが発端ではないかと見当をつけがちだが、本当の意味で原点をたどっていくと、これがなんと1903年にオランダのスパイカー社が発表した4WDレーシングカーにさかのぼるのである。
この4WDレーサー、フロントエンジン方式のパワートレインレイアウトを使い、トランスミッションの後ろにトランスファーとセンターデフを一体化した機構を備えていたのである。なんとこのシステムは、今風に言うフルタイム4WD方式で、システム構成は、現在のフルタイム4WD車と変わらぬ内容だったのだ。実際、フルタイム4WD車が商品として市場に流通するのは1980年代に入ってからのことだから、驚くなかれ、なんと80年も前にその原型は出来上がっていたことになる。
さて、当時の自動車はフロントエンジン/リヤドライブのFR車が一般的だったが、このFR車のパワートレインの途中に、エンジン出力を前方に伝えるトランスファーユニットを設けたことで、FR車を土台にする4WD方式が出来上がったわけである。戦中に登場したウイリス・ジープも、FR方式の2輪駆動にトランスファーを設けて4輪駆動化した車両で、FRベースの4WD車だった。
一方、1970年代以降、小型車で一般的となってきたFF方式は、パワートレイン系のレイアウトでスペース効率に優れたため、またたく間に小型乗用車の標準的な駆動方式となっていた。このため、乗用車で4WD車を実現するには、FF方式から発展させた4WD方式の確立が必要不可欠な要素となっていた。
多くの場合、FF車は横置きエンジン/横置きトランスミッション&デファレンシャルユニットの構成だったため、この部分にトランスファーユニットを設ければ、後輪に駆動力伝達を行うことが可能、つまり4WD方式の構築が可能だったのである。これがFFベースの4WD車で、現在の乗用4WD車では主流の方式となっている。
自動車が誕生した時点で、その駆動方式が4WDであれば、あるいはFRベース、FFベースの4WDという表現は生まれなかったかもしれないが、実際には、自動車はFR方式で発展し、その途中で4WD方式が考えられ、小型車の駆動方式の主流がFRからFFに移り変わると、必然的に4WD方式もFF車ベースで考えなくてはならない状況に変化し、その結果FRベースの4WDとFFベースの4WD、4WDにはこの2タイプが存在することになったわけである。