私の思いと技術的覚え書き

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伊豆探索 宗太郎園地から河津七滝、そしてループ橋へ

2020-04-26 | 沼津そして伊豆周辺
 コロナ病変に覆われ自粛の嵐に覆われる中、昨日(4/25)、宗太郎園地(宗太郎杉林道)と河津七滝(ななだる)の一部(これらは踊り子遊歩道と名付けられる)を散策してみた。

 今回の散策プランの第一目的は、江戸時代の徒歩の下田街道となっていた宗太郎杉林道を実際歩いて見たいと云うのが動機だ。そして、道程の立案としては、一方的な登坂の連続は体力に自信はなく、適当な上流バス停付近でマイカーを止め、宗太郎杉林道から河津七滝の幾つかかを見ながら下流に向けて散策し、ループ橋辺りのバス停でバスに乗り、上流のマイカーに戻ると云う行程で立案した。

 自宅を9時ちょっと前に出発。コンビニでおむすびとペットボトル小を購入後、伊豆縦貫道を走り現地(鍋失バス停)に到着する。伊豆縦貫道が信号一つない自動車専用道のことや、同道が月ヶ瀬ICまで延伸したこともあり、10時前には目的地(国道414・鍋失バス停)付近にクルマを止めた。(ここは20年以上前に天城隧道が有料区間であったときの料金所があった場所で路肩が広い)

 まずは、地図に載っている平滑の滝を目指し、適当な近くの場所から傾斜面を下り沢に降りる。沢音は高まれど、らしい滝は見つからず、早々に作業用の林道から国道へ戻る。そこから僅か50m程河津側へ下ったところで、踊り子遊歩道の看板を見つけ山中へ入る。

 この辺りの歩道は、近年ほとんど人も歩かず荒れ放題で、ところどころ道が消えかけている様な場所もあるが、一方的に下り川べりに出る。鉄製の橋を2つほど渡りながら沢伝いに歩いて行く。沢の水は非常に綺麗で透き通っている。望遠で写した写真に後で見ると、魚らしきものが写っていた。

 しばらく歩くと砂利の林道に出た。さらに下っていくと二本杉歩道への別れ道(橋)があるが、土砂流出のため通行止めの表示があり塞がれていた。この二本杉峠を通るルートは、旧天城隧道ができるまでの徒歩の下田街道のルートだったとものの本には記されている。

 さらにちょっと下ると、これがあの宗太郎園地(杉林道)と直ぐ判る風景が現れた。誠に綺麗な杉の美林が立ち並び良い風情だ。Netの記述では映画「雨上がる」とか、下らない偏向メディアの代表であるNHKの「龍馬伝」のロケにも使われた地だそうだ。

 杉林道を抜けてしばらく歩くと「鎌滝」入口の看板がある。階段があり、どんどん下っていくと、結構大きく勢いを感じる「鎌滝」が表れる。この鎌滝の周辺の山肌は見事な柱状節理が立ち並んでいる。

 鎌滝から川沿いに歩道があり下って行くが、この辺りは十分整備されており歩き易い。この辺りの川床も変形六角形が並んでおり、柱状節理の頭部となっていることが判る景観だ。

 さらに下って行くと、「蛇滝」や「初景滝」というのが次々表れる。この辺りのちょっと下方から、道端に店舗が現れるが総て店は閉じていた。

 さらにしばらく下ると、やっと店を開いている商店や民家が見られる様になると共に、少数の歩行者とすれ違った。ここまでの2時間弱、一人も人と出会わず歩いて来たのだ。そして前方にループ橋が見え始めた。

 ここで初めてループ橋の下から眺める経験をした。そんな中。通り過ぎたバス乗り合い場所へ向かう修善寺行きバスとすれ違う。あれがUターンしてきて、修善寺方面に向かうのだろうと判り、帰りのバス乗り場と予定していたループ橋バス停に向かうが、その手前の「上条」バス停を見つけ、ここでバスを待つことにした。約10分ほど待つこと、修善寺行きバスに乗ることができた。ここから、マイカーを置いてきた「鍋失」バス停まで約15分、料金は390円だった。

 総歩行距離は5kmに満たないだろうか。しかし久しぶりの歩行だったこともあり、山歩き用のシューズが久しぶりに履いたら具合が悪く、ふくらはぎの筋肉が張っている。いささか疲れたが、新緑のこの季節と川水の清さとせせらぎの音が素晴らしい散策だったと回想する。
















































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