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トヨタディーラー検査不正問題 ネッツトヨタ愛知処分から

2021-10-01 | 問題提起
トヨタディーラー検査不正問題 ネッツトヨタ愛知処分から
 本ブログで度々記して来たトヨタディーラー不正車検問題だが、今次の不正車検問題の端緒となったネッツトヨタ愛知(プラザ豊橋店工場)については、ネガティブ情報サイトに今年3月30日付けで中部運輸局自動車技術安全部整備課が担当部局として行政処分が掲載されている。その内容は、①指定取消、②自動車検査員の解任命令7名と記されている。(添付資料)

 ここで、私も遙かな昔だがディーラーで過ごし、自動車検査員の経験もあるのだが、昔のディーラーでは一工場で検査員に選任は、2名程度が普通で、7名も選任されていたことを不思議に思わないではいられない。

 その理由として幾つか考えられることを想定してみたのだが、短時間車検で検査も分業化しているのかも知れないとも考えたのだが・・・。しかし、分業化するにしても、検査ラインは一つであるだろうし、幾ら分業化しても、対して時間短縮にはなりそうにもないと思えるのだが・・・。

 そんなことを考えつつ、中部運輸局自動車整備課に電歪を入れ聴取してみた。聞いたのは、以下だ。
①7名は該当工場の選任検査員の総員か?
②7名も居て総てが不正に関与していたのか?
③7名中の全員が、職場の上職(工場長とか店長)に苦言なり讒言という異議を申し立てたにも関わらず、上位下達で強いられたと云うことはなかったのか?

 と云う内容が主だったが、①については回答できない。②については、道路運送車両法の法律上から処分したとしか云えない。③は法制上から処分するもので、職位の上司がどうだったかは審査の対象ではない。

 てな、如何にも官僚らしい答弁を受けた訳だが、①は総員と考えてよかろう。②は結果として総てが関与するものと、結論付けそれを押し付けた可能性は残る。③は7名もいれば、相当洗脳されていない限り、中には抗議なり諫言(かんげん)を行った者も居て不思議でないと思える。むしろ、それがあることが、職業正義感だと思うのだ。

 もし、私が仮に7名の中の一員だったら、そもそも企画立案段階で、ちょっとヤバいなと釘を刺し、ほころびが出た端緒に日に上職に強行に抗議したことだろう。そして、私は追い出される様に辞めざるを得なくなったのだろうと思う。

 しかし、今回は告訴したとまでは書いていないが、悪質な案件では検査員の告訴というのもあり得る。もし告訴されると検察庁での取り調べを受け、場合によっては起訴され刑事事件として裁かれるか、行政処分として罰金刑で済まされる場合もあり得る。もし、起訴され有罪判決(99.9%有罪)となれば、前科一犯というものが永遠に残るのだ。私が当事者で、処分に納得できない場合は、逆に直接の上職を告訴もしくは告発すると思える。



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