私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

映画と飛行機

2011-02-18 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

 今回は映画と飛行機(ヘリコプターを含む)と題して、思い出に残ることを記してみます。

 記憶に残る筆頭は「トップガン」でしょうか。F14が空母からスチームカタパルトにより発艦するシーンや、その後に急上昇して行く機体など、見せてくれました。
 役者のことについては、個人的趣向のことになりますので触れません。登場するジェット戦闘機はF14(愛称トムキャット)ですが、極めて採用例は少ない可変翼を持つ機体で、低速で開いて揚力を増し、高速では後傾させほぼデルタ翼に近い翼形状として抗力を減じるという高度な機能を持っていました。しかし、機体コストは、それなりに高額となっていた様です。
 ところで、キャノピーのことですが、F14の時代は全面と後面の2つに別れ、しかも前面は3枚のガラスの組み合わせとなっています。パイロット正面の小さなガラスは、たぶん強化ガラスと樹脂を多数枚重ね、厚み数センチはあるものなのでしょう。でも、後年の例えばF16になると前面キャノピーは1枚ものになり、最新機種のF22では前後キャノピーを一体成形したものへと進化していることに気付かされます。

 次に候補に上げたいのが「エアフォースワン」です。米大統領専用機がジャックされるというストーリーですが、大統領役のハリソン・フォードが好演していると感じます。エアフォースワンは、B747初期型ベースの機体ですが、その真偽は不明ですが特殊装備など興味を持って見ました。難を云えばCGの作り込みが甘いとかありますが、作品全般として優秀なものと感じられます。なお、タイトルバックに流れる音楽も素晴らしいものと感じられます。

 最後に上げたいのが「ブルーサンダー」というヘリコプター映画です。夜のロサンゼルスのビル群を背景に飛ぶ姿や、カーチェイスならぬヘリコプターチェイスがあったりと、見せてくれます。主人公たる役者のロイ・シャイダーもいい味出してるなと感じます。

追記
 範囲を大空から宇宙にまで広げると、ロケット関連の映画と云うことになりますが、出色は「アポロ13」でしょう。これは好きな映画で、繰り返し見るものの一つです。
 月に向かうアポロ宇宙船に重大なトラブルが生じ、それに対応する宇宙船クルー3名と、地上基地であるNASAスタッフの活躍を描くものです。
 この映画の最大の見所は、発射(go for launch)に向け、クルーと地上しタッフの緊張が高まる様子とか、ロケットが上昇していく時の描写にあると思っています。このロケット発射は、CGによるものだそうですが、極低温の液体燃料で凍り付いた機体外面の氷がバラバラと落下していくところまで上手く表現しているなと関心します。
 それと、この映画で触れない訳にいかないこととして、無重力状態での撮影にあると思います。撮影は、NASAの訓練用貨物機を使用し。急降下することで約20秒余の無重力状態が得られる環境において、宇宙船内のセットを持ち込んで繰り返しの撮影が行われ、その回数は500を超えるそうです。
 役者の話を記してみます。宇宙船のリーダーたるジム・ラヴェル役にトム・ハンクスですが、ダ・ヴィンチ・コードなどでも好演していますが、本作でも同様で好感が持てる役者と感じます。次に、NASAの主席管制官たるジーン・クランツ役のエド・ハリスですが、この方も悪人から狂人役まで広くこなす俳優で、個性豊かで存在感ある演技が光る役者と感じます。


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