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トヨタに限らず不正車検多発問題・国交省への意見

2022-04-07 | 問題提起
トヨタに限らず不正車検多発問題・国交省への意見
 このところ国交省のホットライン(Webからの意見・問い合わせ)にて、添付の2件の意見(4/1と4/5)を送信している。


 現時点で何ら返信がないので、当方から国交省・整備課に連絡を入れ、出た担当官(名前は隠すが、電話での声からは2、30代かと想像)に以下の内容を告げた。

 昨年のトヨタの車検不正の多発があったが、今年3月単月で15件という急増と、過日新聞報道されている新潟トヨタの5営業所での不正車検という実態にある。

 3月の15件だが、昨年の同月は6件であり明かな異常多発であるが、15件中の14件がディラーということがある。これは何を示しているのか?

 これは、昨年のトヨタの反省文とての「整備要員の環境だとか入庫のコントロールの不適切など」と結論付けているが、それはあえての付随的な要因を上げていると考えざるを得ない。

 指定工場における車検とは、検査員が国から検査という使命を授与され、国に代わって執行できる権限だ。そして検査の要は、検査員の客観的な判断が行える良識というものに負わざるを得ないが、現在のディーラーにおける検査員とは、ダメが云えない検査屋というべき程度の軽いものだと見られてはいないだろうか?

 私は、過去40年、自身も検査員を経験し、それ以後も様々な指定整備を眺めて来た中で、このディーラーの検査不正という問題を眺めたとき、幾つかの検査員の置かれた環境の不適切さ、これは検査員の口を塞ぐという恣意というべきことが意図されて来たと思考している。

 その思考に至る端緒として幾つか上げてみるが、次の様なことがある。
➀検査員選任数が多過ぎる。
 これは、昨年のトップ摘発となったネッツトヨタ愛豊の検査員解任7名で感じたことだが、以後は解任数を未公表だが、レクサス高輪など多いのだろうと想像している。

②これはウワサの話しだが、ディーラー検査員が、検査業務以外で、納車引き取りだとか洗車を行っているとのことがある。

③摘発を受けた各工場の発表は、工場要員の処遇改善とか入庫量の適正化などを上げて、恣意的に検査員がどうかとはいうことを忌避している。

 という様に判断しているのだが、あなた(国交省担当官)には信用ならないと思うのは当然のことで、あなたなりに確認してみて欲しい。ただ、その確認は、日整連本部とかディーラーサービス部とか縦のラインではムリで、あなたもしくは隣人における横のラインから検査員に対し聴取して核心を掴み取って欲しいと願うものだ。

 これは想像だが、昨年のトヨタ不正車検問題として再発を防止するための検討会は開かれ、一定の総括もなされたこととだろう。しかし、この3月のトヨタ以外のディーラー工場の不正数だとか、新たな新潟トヨタ不正5営業所など、まるで昨年の総括では不足なことから、これからそういう場面になるだろうが、それに備えて、あなた自身が核心を持って、今回の私の意見を上げてくれることを願いたい。


#ディーラー不正車検 #その再発を防ぐための核心


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