私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

痛車とプラモデル

2008-11-02 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険

? ちょっと以前より、「痛車」なる言葉を時々見掛けていました。「つうしゃ」と読んでいたのですが、正しい読みは「いたしゃ」とのことです。「イタ車」であれば「アメ車」や「英車」と同様に昔からの言葉ですから判りますが、この「痛車」とは、さっぱり意味が判りませんでした。

 この「痛車」の意味ですが、オタク系の若者がマイカーにアニメのキャラクターを描いたりしたクルマを指すそうで、見るからにイタイという自虐的な意味と「イタ車」にも掛けた言葉だと知りました。齢50を超えるオジサンには、昨今の若い方の趣味には付いていけないものを感じます。ですか、この様なイラスト等をボデーに描き自慢する趣味というのは、だいぶ以前から、トラック野郎の後部扉や、ハイエース等のバンでリヤウインドウを埋めてフラットにした様なクルマでも見掛けたことがありますから、それらと共通する意識があるのでしょう。

 ところで、この「痛車」のプラモデルが発売されたとの記事で、「痛車」の意味も知ったのですが、このプラモデルですが、今や余り一般的な人気はなくなりました。しかし、20年位前までは、今以上の人気を持ち、私も人並みに作って来た思い出があります。戦車や戦闘機も作りましたが、やはりクルマ好きですから、一番多く触ったのはクルマのプラモデルだったと思います。タミヤ模型の1/12シリーズ等はメカニズムも精巧で、上っ面の話ですがクルマのメカニズムの理解も深められたものと思い出します。

Puramo なお、このプラモデルメーカーですが、何故か静岡県中部付近に多くのメーカーがあるという不思議さがあります。私の知るだけでも、タミヤ、フジミ模型、ハセガワ、青島文化教材があります。かつては今井科学というメーカーもありましたが、倒産してしまった様です。なんで、こんなに多くのプラモメーカーが静岡県中央部付近に存在しているのか理由は定かではありません。

 ただ、本当のとことかどうかは判りませんが、この地方は昔から家具等の木工製品の産地であったことと関係があるというもある様です。日光東照宮の陽明門には精巧な手彫りの飾りが多数施されていますが、ここにも静岡の木工職人が多数関わったと聞きます。これら木工職人達の末裔が、プラモデル作りの原型モデルの製作に携わったのも理由の一つなのかも知れません。

※添付写真は10年程以前に見学したプラモデルショーでの風景。




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