私の思いと技術的覚え書き

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謹賀新年・この国の首相の念頭所感から

2023-01-01 | コラム
謹賀新年・この国の首相の念頭所感から
 新年明けましておめでとうございます。
 新年早々から、様々なNet記事を見つつ過ごすのだが、まず見たのが岸田大首相の年頭所感だ。
 そもそも、こういう年頭所感は、本人が書いたものでなく影の起草者が存するのだが、読み上げる本人が承知するかどうか、それは最上位者の権限内のことで、黙って起草者通りを読むというトップリーダーがほとんどと云うのが日本の実情で、これは先の戦争の天皇の終戦の言葉(終戦の詔書)から始まり、あらゆる組織体や大企業のほとんどでも同様のことだろう。

 思うに、式辞としての言葉を起草者が作る場合であっても、そこには打ち合わせがあり、常に側に使える起草者がトップリーダーの思いなりを意志を汲み取る力量があればこそ、そこにはリーダーの意志が明確に表れるものだろうと思う。

 しかし、今次読む岸田大首相の年頭所感を見て感じるのは、かつてここまで思考力がなく、自らの信念とか理想をいささかも打ち出せないトップリーダーがいただろうかと訝しむ? そう考えると、間違いなく岸田大首相はNo1だろう。 日本人の致命的欠点として、過去の反省に学ばないと云うことや、依存心とか同調心(何れもグループシンクと云うべきもの)が際立つことが云われているが、それのもっとも権化が、この大首相ではないだろうか。

 昨年後半頃から思い続けているのだが、人間寿命は神のみぞ知るところで、長生きしたいなどという思いは希薄だが、それでも生きている限りは、誰にも隷従することなく、例えささやな極少数意見となっても、何らか自ら正しいと確信出来る情報解釈なり、知恵というものを、例え中途半端になろうとも書き残し続けて生きたいということだ。そういう中で、改めて意識することは、世のあらゆる規範が、秩序というのを最優先する訳だが、場合によればだが何時も秩序が最優先すべきではないと思う。つまり、既存秩序の不合理があるとすれば、そんなものは壊されるべきであり、そこには隷従、忖度、組織維持という思考から抜け出た、正にKY(空気を読まない)発言から生まれるだろうと思うところだ。

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歴史の分岐点「戦後残してきた難題に答え出す」 首相が年頭所感
毎日新聞 1/1(日) 0:00配信
 岸田文雄首相は1日付で、2023年の年頭所感を発表した。22年についてロシアによるウクライナ侵攻や安倍晋三元首相の銃撃事件、物価高などを列挙し「歴史の分岐点を迎えている」と説明した。23年に向け「戦後日本が積み残してきた多くの難しい問題、『先送りできない問題』に、正面から立ち向かい、一つ一つ答えを出していく」と表明した。続く


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