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車が割れる事故・2年前の北海道

2022-04-10 | 事故と事件
車が割れる事故・2年前の北海道
 この記事は2年前の報で見て記した件の再掲となる。
 2年前(2020年)の北海道での事故だが、報道のタイトルにも「車が割れる」と記しているが、正にクルマが分離している。

 その分離とは、事故車の右側面視では概ね原形を保っている様に見える。おやあ、後輪およびその内側のサスペンション構成部品が見えないがと感じる程度だ。
 ところが、分離したもう一方の状態を見ると、左フロントピラーからフロア左側、左ルールサイドレール、左のクォーターからバックパネル、リヤサイドフレーム(左右)、リヤサスペンションなどがそっくり付いた状態で分離しているのだ。

 ということは、分離の接合部は、フロントピラーインナーとダッシュ&カウル接合部、センターサイドフロアとフロアトンネル接合部、ルーフサイドとルーフの接合部、リヤフロアと右シルインナーとの接合部などが引き離れているという訳だ。

 これを手作業で現車でやれと云っても、できない作業だろう。およそ分離しているのは、パネル間のスポット溶接した部分だと思えるが、これだけ広範囲のスポット溶接部位が、これ程原形を留めたまま、引き剥がされるという事故は初めてお目に掛かったと思える。
 掲載時の本文にも記したが、衝突相手物は電柱の様だが、その入力はフロントピラーとエンジンの間くらいに後方へ向けてニュ入力し、左フロントフロアを切り離しつつ電柱があたかも歯の様にきり進んだ結果と思える。




こりゃ酷いボデー損傷だ。流石北海道事故?
2020-11-25 | 事故と事件
https://blog.goo.ne.jp/wiseman410/e/dafa4e61527b7294e0da494e8b6a37f2

#クルマが割れる事故・2020年北海道


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