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中国大洪水・原発が福島化の怖れ(韓国ニュースより)

2020-07-24 | 事故と事件
 中国の長江沿線各地の洪水は既に様々なNetメディアで報じられてきており、最近は取捨選択が著しいマスメディアでも報じるしかなくなったのだろう、遅ればせながら報じられる様になった。そんな中、これはソースが韓国メディアの報だが、水害被災者が4,500万人と、日本で云えば国民の半数が被災したというトンデモない数だ。
 だだ、今回の記事で触れている原子力発電所9基が、福島原発の場合は津波で、地下の非常用発電機やバッテリーが水没したことで、SBO(ステーションブラックアウト=全電源喪失)を起こして、原子炉加熱から大爆発を起こしたのだが、洪水で同様にならないかと懸念を記している。

 だた、幾ら原発自体が水害で補助電源装置が日本の様に地下に設置されていても、他の発電所からの給電が出来ていれば、SBOに陥る事態はない訳(福島は津波以前の地震の揺れで高圧送電塔が倒壊している)だが、広域の水害だとあながちその不安もないとは云えないだろう。

 しかし、今回の水害では、長江上流の重慶、三峡ダム下流の武漢や南京など、相当な洪水によって、愚かにも一儲けを狙って進出した日本企業の大工場も一杯あるだろう。報道では伝えられていないが、トヨタ、ホンダなど、大手自動車メーカーでは、現地駐在員からの報告で、自社の状態を聞いて、ある程度被害の状況を把握しつつ、困ったものだとじりじりとしていることだろう。これは、同じくドイツ当たりの企業も同様だろう。別に恨みもないが、金儲けには大きなリスクが伴い、しかも共産主義国に安易に進出した、咎めを受けている訳で、今更後悔しても遅いのだ。
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中国の三峡ダムが崩壊すれば「原発9基が浸水? 」…放射能流出時「韓国にも被害」
7/24(金) 11:59配信 WoW!Korea

中国では6月から続いている豪雨により、南部の揚子江中下流一帯が大氾濫の危機に瀕している。この地域に建設された世界最大規模の三峡ダムの水位が限界点に到達したことで、水圧による崩壊の可能性が叫ばれている中、川の下流の上海地域の大洪水はもちろん、この地域に密接している9基の原子力発電所まで影響を受け、その被害がそのまま朝鮮半島へと向かうかもしれないという恐れもある。

今日(24日)外信と中国当局の発表などによると、中国南部地域での豪雨と洪水により江西省・安徽省・湖北省など27の地域において、22日基準で被災者4552万人、死者および行方不明者142人、家屋破損3万5000軒に達する被害が出ている。

特に、今回の豪雨による中国南部の揚子江中下流にある世界最大規模の水力発電用の三峡ダムでは、最高水位まで達し水圧による崩壊危機まで危惧されている。もしこのダムが限界水位を越え、氾濫したり水圧に耐えられず崩壊することになれば、揚子江下流の上海地域の大洪水は避けられず、この地域に建設された9基の原発まで悪影響が及ぼされる。

韓国の専門家は「三峡ダムが氾濫しこの地域が浸水すれば、大型原発事故が憂慮される」とし「日本の福島原発が浸水による原子炉冷却機能喪失が原因で事故が起こったことと同じような事態が再現される可能性がある」と語った。Copyrights(C) News1 wowkorea.jp


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