初めて見たクルマだが、何処のメーカーかなぁと・・・
概観からは判らなかったが、ドアガラス越しにインストルメントのグローブボックス部を除いて、コルベットの文字が見えたことで判明した。
米国で、もしくは国内で改造したのか、はたまた改造キットがあるのかもしれんが、何れにせよ相当規模の小さいショップレベルの仕上がりだ。それは、ボンネットと左右フェンダーのチリが指が入りそうな程広いとか、パネル面の歪みが大きいとか種々散見されるのだが・・・。
そもそもFRPボデーのクルマというのは、プレス鋼板を使用した量販車と比べると、そのパネル表面品質に見劣りするものが多い。それと、経年で樹脂が応力変形(金属で呼ばれるクリープと類似の現象)が見られることがままある。例えば、往年のイギリススポーツカーでロータスエランとかヨーロッパだが、多くの経年車でドア後部の下方が外側に飛び出している傾向の個体が多いが、これは新車からの仕様だなんてことを宣うマニアもいる。しかし、拙人の習熟した工場で仕入れた知識からは、これはドアインアーパネルのヒンジ取付部付近が経年の応力でダレて生じているのであるということだ。しかも、これを直すには、ドアインアー前部の適所に油圧ラムなど噛まして押し広げてやり、変形が矯正できたところで、ドアアウターの内側にFRPを積層してやることで固定復元できるんだなんてことを教えてもらうこともある。





概観からは判らなかったが、ドアガラス越しにインストルメントのグローブボックス部を除いて、コルベットの文字が見えたことで判明した。
米国で、もしくは国内で改造したのか、はたまた改造キットがあるのかもしれんが、何れにせよ相当規模の小さいショップレベルの仕上がりだ。それは、ボンネットと左右フェンダーのチリが指が入りそうな程広いとか、パネル面の歪みが大きいとか種々散見されるのだが・・・。
そもそもFRPボデーのクルマというのは、プレス鋼板を使用した量販車と比べると、そのパネル表面品質に見劣りするものが多い。それと、経年で樹脂が応力変形(金属で呼ばれるクリープと類似の現象)が見られることがままある。例えば、往年のイギリススポーツカーでロータスエランとかヨーロッパだが、多くの経年車でドア後部の下方が外側に飛び出している傾向の個体が多いが、これは新車からの仕様だなんてことを宣うマニアもいる。しかし、拙人の習熟した工場で仕入れた知識からは、これはドアインアーパネルのヒンジ取付部付近が経年の応力でダレて生じているのであるということだ。しかも、これを直すには、ドアインアー前部の適所に油圧ラムなど噛まして押し広げてやり、変形が矯正できたところで、ドアアウターの内側にFRPを積層してやることで固定復元できるんだなんてことを教えてもらうこともある。





