私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

現場密着リーダーのあるべき姿

2011-02-09 | コラム
 ある立場におけるリーダー像を示す二つのドラマを記してみます。
 一つは、幼少の頃見た米国TVドラマで「コンバット」です。そうです、サンダース軍曹(ビック・モロー)が、様々な戦況で部下を率いて戦って行くというものです。そして、自らが先頭に立ち、例えば部下に「援護しろ!」と怒鳴りながら、自ら局面展開に道を開いていくというものです。
 二つ目は池波正太郎氏の「鬼平犯科帳」という小説ですが、火付け盗賊改め長官の長谷川平蔵が活躍する物語です。平蔵(鬼平)は、長官という組織の長でありながら、自ら平素の巡視(これはルーチンワークとしての諜報活動の一貫でしょう)を行い、いざ決戦の場面においては最前線において指揮し続けます。
 これら二つのドラマを見ていて、どちらも主役の人物像に強い魅力を感じますが、それと共に特に現場に密着するリーダーとしてのあるべき姿を感じさせられます。
 とかくリーダーとか管理者というと、高位になればなる程ですが、現場を理解せぬまま、マネージメント(管理業務)のみに徹して当然みたいな方もちらほらと見掛けられます。確かに、個別の戦闘に捕らわれず長期的な視点で戦略を考え、部隊を指揮統括することは必用なことでしょう。しかし、現場の実態を忘れてはなりません。そして、種々の形はあろうかと思いますが「共に戦う!」という意識は欠かせぬことだと思います。


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