私の思いと技術的覚え書き

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高知白バイ事件を再び思う

2008-12-12 | 事故と事件

 高知白バイ事件ですが数々の不審点や証言者た達の意見があったにも関わらず、最高裁への控訴は棄却、すなわち門前払いがなされた訳です。

 この事件を見ていて思うのですが、スクルールバス側には損害賠償保険が付保されていたのだと思いますが、それら担当者は何を思い、何を活動していたのかということを想像します。

 損害保険における賠償は、あくまでも民事としての範囲に留まるという宿命を持ちます。しかし、事故の真実とは唯一のものでしょうし、そのことを明確にしないまま、妥当な民事賠償はできないはずです。

 法曹関係者の中からは、刑事事件というのは、最初の審理でことが決すると、なかなか逆転させることは難しいものだとの意見が聞かれます。その理由の一つに、交通事故が生じると、警察が総ての証拠の採取や保全をし、捜査に部外者を立ち入れさせないということにもある様に感じられます。また、調査を行う警察から検察庁に書類を提出(送致と呼ぶ)するまで、例え当事者と云えども一切の関係者に情報を公開しないという点にもある様に感じられます。

 最初の話に戻りますが、もしこの都度の高知白バイ事件に関わる保険会社関係者の方がいたのなら、十分な調査・検討が行われたのか、そのことを振り返って見て欲しいものだと思うのです。





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