私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

昔の子供写真から思う

2022-04-21 | コラム
昔の子供写真から思う
 添える写真(以下のソースで見た写真を失礼ながら拝借した)、それを見た瞬間思ったことを書き留めたい。

 この様な光景は、決して子供だけのものでない。彼の本田宗一郎氏は事務机に座り社業をオペレートするのは藤沢副社長に全権委任し、本人は技術研究所の現場で過ごす毎日だったという。そういう毎日で、研究所や生産工場の現場を巡回しながら、ある進め方の問題やアイデアに気付いた際は、部下に対し工場床におそらくチョークで簡易図面を示して、説明したり論議を進めていたことが、幾つか読んで来た本の中に記してあった。

 この頭に浮かんだアイデアとか問題を、図面とか視覚的に表現することは、今でも非常に大事なことではないかと思う。想像するに、機械工学分野だけでなく、コンピューターアルゴリズム屋とか場面転換する小説家や映画製作者、複数人でのプロジェクトに関わる者達は、今でも床面ということはなくても紙と鉛筆やサインペンなどでやっていると思える。

 現在の設計は、CADを使用するのだろうが、あれは清書であって、設計の細部微修正はできるが、アイデアの
原形となるデザインが生まれるものではないと想像できる。こういう思考をイメージ化するものに、タブレットなどもあるが、あまりにも解像度と領域範囲が狭く、あれではとても代替できないだろう。思考はある意味ゆらぐ中で解を見つけるというアナログ的なもので、今でも指ではなく手を使って描くという動作が欠かせない様に思える。

写真ソース:https://www.facebook.com/photo/?fbid=5712688148744525&set=gm.5306945862691705&__cft__[0]=AZVErYW8BqRGVdw55DRy8bW3KdBrlcPa42RpBsnMo-L37sT90D-mrbyzsIAa1zEA8whWUL7josXnJHAmpDzZHbkWqCxorQrJA10b6n6rKzsJzy1-XBrPfDSfyX07_KHK8UT7XWdUDEn2uvsTS1gQpN6j-44U2DW3Zt3Mx27yp0DzowdE4l8TFetFRyDHcQ8oVnU&__tn__=EH-R

#イメージの視覚化


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