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鉄道時刻を何故ダイヤと呼ぶのか

2022-11-12 | コラム
鉄道時刻を何故ダイヤと呼ぶのか
 これは鉄道関連者やいわゆる鉄道オタクなら、ご存じのところだと思う。筆者齡65にして、なんで「ダイヤ」なのかと今更の様に思いつつ、ちょっと調べてみた。

 鉄道の時刻とか時刻表のことを指して、ダイヤと呼ぶ。つまり、ダイヤが乱れているとかダイヤに遅れが生じているなどの表現は当たり前の様になされている。しかし、何故ダイヤと呼ぶのかだが、Netで調べてみると、以下の2つのことが記してあるが、正解は➀のダイヤグラム(運行図表)から略称したのだろうと思う。

➀ダイヤグラム(service planning diagram)→運行図を設計視覚化した図表

②先の図表で右下がりの線で表す運行列車は下りとすれば、右上がりの線は上りの運行列車となる。この下りと上りの列車で囲まれた菱形を指してダイヤという。トランプのダイヤを思い浮かべて欲しい。

一般社団法人 日本嶺井鉄道協会HP ダイヤより
 運行線区ごとに24時間の全列車の運転が一目でわかるように横長の紙に書き表した図表(列車運行図表)のことを「ダイヤグラム」といい、略して「ダイヤ」と呼びます。運転時刻や列車番号などの運行計画を、一枚の図表に見やすく表したものともいえます。

縦軸は駅名、横軸に時刻の1分刻みなどの目盛りをしておき、列車ごとに各駅の到着・出発・通過の時刻を線で結びます。これを列車線とも呼びます。運輸関係者の間では"スジ"と呼ぶ場合もあります。

一方の方向に走る列車の線が右上がりだと、反対方向に向かう列車は右下がりという形になります。列車番号、行き違い、待避、通過、停車を含めて運転状況がつかめるので、運転に欠かせない大切な図表といえます。駅などにある時刻表は、ダイヤを時刻に"翻訳"したものといえます。


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