おじさん叩きの時代と云うが(追記)
数日前に「黒澤明と小津安二郎と役者」という表題で記事を記している。この中で小津安二郎作品を知る若い方は少ないと思えるが、平々凡々としたサラリーマンの業務風景が多くあり、ここに今はその役者名を知る方も少ないと思うが笠智衆(りゅう ちしゅう)という役者が多数登場する。この笠氏だが後年は「ふーてんの寅さん」で御前様役で極短いショットで登場するだけだが、小津作品では良識あるサラリーマンの中堅から上位職という役柄で出演していることが多い。
最近、ある三十代前半の比較的若い方に、映画は小津安二郎作品が好きだと聞き、これは奇異なることよと聞いたものだった。そこで、小津作品に多く登場する笠智衆のことを記し、今の時代こういう上司は滅多にいないだろうと感想を知らせたのだった。その返事は、正に、笠智衆は私の上司の理想たるあこがれであるとの返事を受け、我が意を得たという思いを持つところだ。
数日前に「黒澤明と小津安二郎と役者」という表題で記事を記している。この中で小津安二郎作品を知る若い方は少ないと思えるが、平々凡々としたサラリーマンの業務風景が多くあり、ここに今はその役者名を知る方も少ないと思うが笠智衆(りゅう ちしゅう)という役者が多数登場する。この笠氏だが後年は「ふーてんの寅さん」で御前様役で極短いショットで登場するだけだが、小津作品では良識あるサラリーマンの中堅から上位職という役柄で出演していることが多い。
最近、ある三十代前半の比較的若い方に、映画は小津安二郎作品が好きだと聞き、これは奇異なることよと聞いたものだった。そこで、小津作品に多く登場する笠智衆のことを記し、今の時代こういう上司は滅多にいないだろうと感想を知らせたのだった。その返事は、正に、笠智衆は私の上司の理想たるあこがれであるとの返事を受け、我が意を得たという思いを持つところだ。