三菱ｅｋクロス＆ルークス安全基準で生産停止報は何が真因か？

三菱ｅｋクロス＆ルークス安全基準で生産停止報は何が真因か？
　報によると軽自動車の三菱ｅｋスペース、ｅｋクロス、ＯＥＭ販売の日産ルークスの３車種で、エアバッグとシートベルトが何らかの安全基準に問題があり、現在生産および販売を停止しているとされている。

　ここで、既に該当３車種は、国交省の型式審査基準をパスし、既に2020年3月19日より販売開始されており１年以上経過しているのだが、何故今更エアバッグとシートベルトの関係で安全基準に問題があると判じられたのかを想像できる範囲で想定してみたい。

　エアバッグとシートベルトと記されていると云うことは、これらデバイスは同一のセンサーおよびＥＣＵで電気的に作動制御されるものだからして、基準の作動条件で作動しない、もしくは何らかの原因で、電気的な故障が生じるというという問題であろう。

　考えられる問題としては、タカタの設計値を上廻る展開速度を生じるなど、終端デバイスの問題というより、制御ＥＣＵ、センサー系、これらを電気的回路を成立させるワイヤリング系かの何れかのデバイスに問題が生じているのだろう。

　ただ、これらエアバッグ関係の電気回路は、車両の稼働中絶えず電気的なモニタリングがなされており、例え僅かな瞬断でも生じれば、エアバック警告灯が点灯しっぱなしになるという機能が内蔵されている。もしかすると、該当車でこのエアバッグランプ点灯の不具合が、無視し得ない数の数が生じていて、今回の問題に至ったという可能性が考えられる。

　その他、今更メーカーが今回情報を知り得たと云うことは、異状ランプは点灯しないが、実際の事故の事例において、エアバッグもしくはシートベルトが正常に作動しない実例として上げられた数が多いとか、エアバッグは作動していても、これら作動に際し、作動５秒前から作動後一定感までの各種車両の状態を記録するＥＤＲ記録機能に異常があることが認知なされたという可能性もあるだろう。

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三菱自と日産の軽自動車　安全試験で基準値達せず
12/10(金) 6:31配信　フジテレビ系（FNN）
　三菱自動車と日産自動車が、一部の軽自動車で、エアバッグとシートベルトが安全基準を満たしていないため、生産と販売を停止していることがわかった。

　三菱自動車によると、安全試験で基準値を満たしていなかったのは、「eKスペース」と「eKクロス スペース」、三菱自動車が製造し、日産に供給している「ルークス」の軽自動車3車種。

　基準値に達していなかったのは、エアバッグとシートベルトで、およそ18万8,000台が該当する可能性があり、3日から生産と販売を停止している。両社は、「安全性に問題はない」と説明しているが、原因は調査中だという。