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自衛隊廃棄車がロシアに・何が問題?

2023-03-10 | コラム
自衛隊廃棄車がロシアに・何が問題?
 以下の、自衛隊廃棄装備車両がもしかしたら、ロシア軍に流れているかもしれないという記事だが、違和感を持って眺めるのだ。つまり、このことを批判的に記事にするには、反米となるロシア軍への準兵装車両がロシア軍に流れていることを問題だというのか、それとも武器輸出禁止を問題としているのかというところで、おそらく前者を云いたいのだろうが明確ではないからだ。

 しかし、武器輸出についていえば、既存自民政権は、将来的な武器輸出を模索して来たことは明らかで、例えばオーストラリアの潜水艦受注しようとしていた等を鑑みれば、自衛隊車両の廃棄車がロシアに流れていようと結構な話しじゃないかとすら思う。つまり、日本製車両の優秀さを示すことであり、しかも積極的な攻撃兵器でない、車両ごときがロシアに流れていようと、問題視することが不思議だ。それとも、国連(と云うか米国)に対する忖度意識が極めて強くて、問題あるかの空気を作っているのかと勘ぐるところだ。

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トヨタ車?露軍使用映像拡散 装備庁長官「自衛隊車両か判断できず」
毎日新聞 3/9(木) 13:05配信
 防衛装備庁の土本英樹長官は9日の衆院安全保障委員会で、ロシア軍が自衛隊の高機動車に似た車両を使っている画像や映像がインターネット上で流れていることに関して「外観上の類似性は認められたものの、画像だけでは同一か判断できなかった」と述べた。国民民主党の斎藤アレックス氏への答弁。
 ネットで流れている映像には、トヨタ自動車が陸上自衛隊向けに生産し、1990年代に「メガクルーザー」の名称で一般販売もされたスポーツタイプ多目的車(SUV)と酷似した車両が整備工場に置かれている様子が映っており、「ウクライナ侵攻で損傷を受け、ロシア軍のガレージで整備されている車両」との説明が加えられていた。
 斎藤氏は「第三国にスクラップとして売ったものがロシアの手に渡り、修理・使用されているのではないか」と指摘。土本氏は、政府が自衛隊専用車の転売防止に取り組んでいると説明し、「専用車の売り払いが適切に実施されるよう努めていく」との考えを示した。


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