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岐阜・高速道で検診車から転落死亡

2022-05-31 | 事故と事件
岐阜・高速道で検診車から転落死亡
 この事故は、高速道路上において、健康診断車という特装車から、人が転落して死亡するというあまり聞いたことのない特異な事故として書き留めておきたい。

 この事故報だが、健康診断車という特装車なんで、どういう状況でドアが開いて人が外部に落下したのか想像もできない。つまり、事故を再現する状況がさっぱり想像もできない事案だ。

 報道動画で見ていると、開いて落下したとされるドアは、車両の左後部にあるのだが、このドアヒンジはドアの後部側にある。一般的にドアのヒンジは、昔は進行方向後部にあるものも多かったが、現在では圧倒的に前にある方が多い。これは、走行中に誤って開いた場合に、車両後部だと風圧により全開してしまうが、前側だと風圧で全開することなく安全性から好ましいとかあるのだろうが、特装車ではどうしてもその用途上の使用目的もあり、そちらを優先せざるを得なかったとかあるのだろう。

 それにしてもドアを開くには、おそらく引く操作を伴う開操作を行わねばならないのだが、間違えて行うとは考え難いというとが想定できる。

 それと、走行中に助手席から後方へ移動した様な説明を報では伝えているが、何の目的で後方へ移動したのだろうか。しかもドアのあるのは車両の最後部だ。なんのために後方へ行くことになったのか、その辺りを聴取しつつ、転落者の行動を再現しつつ思考して見る要がある様に思えるところだ。

 なお、想定できる1つとして、誤って開いたのではなく、自死する目的を持って、故意に開いて飛び出したという可能性も一つの要素として考慮しておくことも必用だろう。この場合、その死亡者の生活状況とか精神状態など背後関係を見つめてみる必用もあるのかもしれない。



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乗降口のドア開く…高速道路を走行中の検診車から女性が転落し死亡 助手席から後部に移動した際に落ちたか
東海テレビ 5/31(火) 16:40配信
 31日午前7時半ごろ、岐阜県郡上市美並町の東海北陸道・下り線で、「高速道路上で人が倒れていた」と、近くを走行していた男性から警察に通報がありました。

 倒れていたのは岐阜市に住む保健衛生団体の職員・吉川典子さん(50)で、病院に搬送されましたが、頭を強く打っていて、およそ4時間半後に死亡しました。

(リポート)
「女性が転落したとみられる検診車のこちらのドアは、外側に開くタイプのものとなっています」

 検診車は同僚の男性職員(49)が運転し、当時高山市に向かって走行していて、吉川さんは助手席から検診車の後部に移動した際に誤って乗降口のドアから転落したとみられています。

 現場の道路は制限速度80キロで、警察は事故が起きた際も同じくらいのスピードが出ていたとみて、ドアが開いた原因などを詳しく調べています。
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=svq1eAtUIiM


#岐阜・高速道 #健康診断車から人が落下して死亡


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