私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

三車三様

2015-03-21 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 一時期乗っていた三車ですが、大きさも運転性も大きく異なり三車三様かと思っています。

 左端の740(E65後期)ですが、乗車しハンドルを握った瞬間、なんてデカイステアリング径だと、途端に冷めた気持ちが込み上げてきました。バルブトロニック搭載の新V8エンジンはトヨタなんかより余程鋭い吹き上がりを示しましたが、とてもコーナーを責める様なんて思うクルマではなく、二度と所有する気持ちにはなれないクルマでした。

 真ん中のゴルフ4ですが、今や希少となりつつある5ナンバー枠のクルマです。ゴルフ4にはMTのGTIも一時所有していましたが、コンフォート性能はまあまあですが、あまりスポーツ心をときめかすものがないと感じています。まして今のゴルフ6とか7は、でかく成り過ぎ、本来持っていたコンパクトさといったものが欠落し魅力に欠けると感じています。

 右端のBMW・初代Z4(E85前期)22iですが、これがもっともスポーツ心をときめかす存在であった感じます。基本E46と強要パーツも多いクルマですが、BMWらしくセッティングされ、同一排気量の同型エンジンでも、同じエンジンかと疑うほど吹き上がりも排気音も異なり驚きました。ホイールベースが小さいせいか最小回転半径も小さく非常に小回りも効きました。ワインディング路を走っても最も楽しいクルマだったと感じます。惜しむらくはAT仕様であったことで、この手のクルマはMTで自ら選んだギヤで旋回する醍醐味が味わえなかったのが残念です。それと車高の低さとホイールトラベルの小ささ(故に堅めのサスセッティングにせざるを得ない))は、フラットな路面では抜群のコーナリングですが、荒れた路面のコーナリングでは本来の実力は発揮出来ないものだろうと改めて感じたものです。


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