現在の我が日本では乗用車の95%程度がオートマチックトランスミッション(以下ATと記す)付きだと伝えられています。これが30年近く以前ですと逆転して、マニュアルミッション(以下MTと記す)車が90%、ATはいいとこ10%程度の一部高級車のものでした。でも、今や軽も含め乗用車ではAT車がほとんどなのです。
この様な現状は、米国がかなり以前からそうで、日本のATも当初は米国のボルグワーナー社などからパテントを買うとか、ライセンス生産から出発したのでした。ところが,現状でも欧州では、AT社のシェアは40%前後と、まだまだMTが主体の様です。ところが輸入車のインポーターの意向なのでしょうが、正規輸入される輸入車のほとんどがAT車なのは残念ですし、同じくエンジンもハイオク(プレミアム)ガソリン仕様なのも解せないことだと感じています。
何故、日本が米国同様に乗用車のATが圧倒的となったのか、その理由は定かではありませんが、ATの高性能化と高耐久性が向上し、楽なイージードライブが可能になったのが一番の要因と思えます。それと、今や普通自動車の運転免許のAT限定で取得する率が30%を越えると聞きますから、そのことも大きな理由なのでしょう。
しかし、今や自らも普段はAT車に乗っているのですが、MT車に偶に乗ると新鮮な思いと同時に、クルマを操る楽しさというものが込み上げて来ます。
ところで、特にスポーツタイプ車では、その価格相場は今や希少となったMT車が著しく高くなっています。しかし、スポーツタイプでないクルマでのMT車(今や車種によっては設定がないですが)は著しく価格は下落します。でも、稀にいるのですよね。けっこうななオバサンが、「私オートマ乗ったことないし怖いわ」などと云ってMTに乗っている方が・・・。
追記
ボルグワーナーの技術を導入し我が日本でATを作り出したころ、やはり耐久性に難があったものです。特にバックが出来なくなるという現象を時々見てきました。これは、AT内部ではプラネタリギヤというサンギヤの廻りを公転するピニオンとそれを包むリングギヤの三つのギヤの内、どれかを固定して増減速したり逆転させたりしているのですが、リングギヤの固定にブレーキバンドを使用しており、この摩耗が原因で生じることが多かった様に思い出します。しかし、現在のATはすべて多層枚の多板クラッチもしくはブレーキにより各ギヤのロックを行っていますから、その耐久性は著しく向上した要因の一つではないかと思えます。
この様な現状は、米国がかなり以前からそうで、日本のATも当初は米国のボルグワーナー社などからパテントを買うとか、ライセンス生産から出発したのでした。ところが,現状でも欧州では、AT社のシェアは40%前後と、まだまだMTが主体の様です。ところが輸入車のインポーターの意向なのでしょうが、正規輸入される輸入車のほとんどがAT車なのは残念ですし、同じくエンジンもハイオク(プレミアム)ガソリン仕様なのも解せないことだと感じています。
何故、日本が米国同様に乗用車のATが圧倒的となったのか、その理由は定かではありませんが、ATの高性能化と高耐久性が向上し、楽なイージードライブが可能になったのが一番の要因と思えます。それと、今や普通自動車の運転免許のAT限定で取得する率が30%を越えると聞きますから、そのことも大きな理由なのでしょう。
しかし、今や自らも普段はAT車に乗っているのですが、MT車に偶に乗ると新鮮な思いと同時に、クルマを操る楽しさというものが込み上げて来ます。
ところで、特にスポーツタイプ車では、その価格相場は今や希少となったMT車が著しく高くなっています。しかし、スポーツタイプでないクルマでのMT車(今や車種によっては設定がないですが)は著しく価格は下落します。でも、稀にいるのですよね。けっこうななオバサンが、「私オートマ乗ったことないし怖いわ」などと云ってMTに乗っている方が・・・。
追記
ボルグワーナーの技術を導入し我が日本でATを作り出したころ、やはり耐久性に難があったものです。特にバックが出来なくなるという現象を時々見てきました。これは、AT内部ではプラネタリギヤというサンギヤの廻りを公転するピニオンとそれを包むリングギヤの三つのギヤの内、どれかを固定して増減速したり逆転させたりしているのですが、リングギヤの固定にブレーキバンドを使用しており、この摩耗が原因で生じることが多かった様に思い出します。しかし、現在のATはすべて多層枚の多板クラッチもしくはブレーキにより各ギヤのロックを行っていますから、その耐久性は著しく向上した要因の一つではないかと思えます。