私の思いと技術的覚え書き

歴史小説、映画、乗り物系全般、事故の分析好きのエンジニアの放言ブログです。

レイバー、ワーク、プレイヤーの違い

2019-01-06 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 表題は人間は何のために仕事をするのかという命題にも関連するのでしょう。昨今意識しつつ過ごしていたのですが、大阪大学/商学部/宮川壽夫(ひさお)教授のコラム記事(下記リンク参照)により、なるほどなと腹に落ちる思いを感じたので記してみます。

 レイバーとは直訳すれば、労働のことです。レイバーレートなどとして工賃率を表すのに使います。この語源のイメージとしては、昔の奴隷が隷属的に肉体労働を行うイメージでしょうか。

 ワークとは直訳すれば仕事を指す言葉です。中には、工作機械などで被工作物を指す言葉としても使用されます。この言葉のイメージとしては、レイバーほどではないにしても隷属的に業務を追行することを指すのでしょう。

 プレイヤーとは、一般的に競技者を指す言葉でしょう。イチローは偉大な日本人選手で、特定のチームに所属し、その為の業務を行っている訳ですが、彼をワーカーとは呼びません。彼はプレーヤーです。

 以上、各言葉の意味を記しましたが、経営者が求める理想の労働者はレイバーもしくはワーカーでしょう。ここまでやるかとういう、個人の思い入れを傾注して業務を追行したとしたら(これ正にプレイヤーですね)、経営者は面白くないでしょうね。しかし、長いスパンで眺めたとき、指示されたことを指示された通りこなすだけの業務が、ブレークスルーためにはプレイヤーの思いを一切否定するのも、これまた間違いだろうと思っています。

 ということで、今や私はほとんどプレイヤーの立場に身を置きますが、生活のためには適度にワークしつつ、死ぬ間際までこの環境が続けられることが幸せなんだろうと考えているのです。

レイバーとワークとプレイの違い 宮川壽夫

http://miyagawaseminar.com/dr-miyagawa/doc/column/22_player.pdf

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。