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重大事件に漂う謀略説

2023-07-01 | 事故と事件
重大事件に漂う謀略説
 要人暗殺、大事故など、事後の謀略説が何時までも継続する事象は世に幾多ある。この日本でも、御巣鷹山ジャンボ墜落事故(日本航空123便墜落事故:1985年)とか、昨年起き間もなく1周年を迎える安倍氏銃撃暗殺事件(22/7/8)など、Netには多くの謀略説が溢れている。

 ここで、表題を重大事件とはしたが、おそらく現代の様なIT社会となっていなければ、ここまで謀略説が根拠強く語られることなく、警察、検察、裁判所の不信を高めた事件に「高知白バイ事件」(2006年3月3日)がある。これなど、日常茶飯事の交通事故のことで、自らの専門分野に関わることであり、事故直後からかなり感心持って眺めたが、明らかにおかしすぎることだらけだ。それが、地裁、高裁、最高裁(棄却)と、何処に正義はあるのかという思いで眺めているところだ。こういうことが許されてしまうと云うことは、正に正直者がバカを見る世界なのだが、国家を支える司法が信頼を失うと云うことが、国家を根元から腐食させる結果を招くことは必然のことと思える。

 さて、本論だが、先に記した安倍氏暗殺事件だが、この件で統一教会問題は問題視されるとと共に、自民を中心とした政治家との関係も問題視されたのだが、だいぶトーンも落ちて、これじゃ統一教会解散命令など到底出ない様そうになって来たと思える。

 統一教会はさておき、山上単独犯行説に意を唱える謀略説が当初からあった様だが、Net社会故の様々なノイズの一つとも思っていたところだが、ツイッターで孫崎享(うける)氏のツイード見ていると、謀略の背景とかではなく、実反抗と安倍氏の後ろ側から銃撃したという反抗とは、銃創がまったく不一致という点で、おかしいのではないかとしか考えられない。

 この事件で、安倍氏の当日の治療に当たった奈良県立医大・福島英賢教授の説明がある。同教授は、頸部付け根付近の中心よりやや右に2つの銃創があり、1つは左の肩から抜けたという。となると、事件当時の報道画像でも、演説中の安倍氏の背後に近づきつつ2回の射撃を行った山上銃では角度的に当り得ないということになってしまう。この件、奈良県警とか奈良検察は、事後の発表は裁判上のことも考慮しているのか、なにも説明はないのだが、この一点で重大な疑惑を生むことになる。なお、そうなると、銃撃した凶弾は別の者が撃っていることになるのだが、そこにはあえて孫崎氏は踏み込んでいない。こういう問題が、裁判で明らかになることを願うが、おそらく問題視もされぬまま、山上だけの犯行だったで裁判は進行するのだろう。

※写真2は、安倍氏前面からスマホカメラで撮影した動画で、飛翔中の弾丸と思われる物体2つのおそらく影状物が各フレーム間に存在し、それをつなぎ合わせた直線として合成した別のNet入手画だ。


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