私の思いと技術的覚え書き

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急傾斜前面ガラス車の視界に思う

2015-07-12 | 車と乗り物、販売・整備・板金・保険
 最近のクルマでは、フロントウインドガラスの後方傾斜角が急傾斜(30°程度)というものが増えている。これは空気抵抗を低減すると云うより、ガラス前方のボンネットの傾斜角と連続するガラス傾斜角とし、モノフォルム感を高めたいというデザイン上から生まれたものだろう。

 過去から、この急傾斜フロントウインド車をドライビングする都度、視界が良くないと感じ続けており、まったく好きになれない。特に気になるのは、右折や右コーナーリングの際、右斜め前方視界が斜めのフロントピラーに大きく塞がれてしまって非常に見難く、交差点右折などでは、ハッとすることも何度かあった。従い、右前方を見るときは、首を左に傾げて見たり、右に傾げて右サイドウインドから見たりと、意識した首の動きが求められますから疲れるクルマだと感じ続けているのだ。

 極論かもしれないが、幾ら安全装備を充実させようが、それ以前の問題として安全運転できる十分な視界を持っているのが大前提のことだとは思うのだが・・・。

 それと、雨天(特に夜間)では、さらに前方視界が悪化する状態になり易いと感じるのだ。先日夜間雨天をドライビングした現行ヴィッツだが、大した雨量でもないのに前方視界が極端二悪化し、恐怖すら感じたものだ。これは、ヘッドライトの輝度が低いことと、シングワイパーだったことも影響していると思う。急傾斜ウインドでは、ガラス面積が従来車と比べ1.5倍程度は大きいのだろうが、そこに付着する雨滴量も1.5倍となる訳だから、ワイピングされるまでの雨滴膜が厚くなり透視力が悪化し易いのだろう。


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