私が城郭を好きなことは以前にも記したのかもしれません。城郭は天守閣がしっかり残された城も素晴らしいですが、そうでない城跡であっても掘り割りなどに見応えのある城は多くあるものと感じます。
城郭は元々は砦や山城みたいに地形上の要衝に設置され、それは純武装拠点としての戦略上の価値があったものでしょう。しかし、平地に築城され城下町が形成される様になった時代から、戦略的な価値よりも、国を統合するモニュメントとして、すなわち国の印としての価値が重視されて行った様に思われます。それと共に、城郭はことさら美しさを増して行くようになったと感じます。
そんな城郭で、国宝でもあり日本最大のもっとも美しい城として名高い姫路城が、現在平成の大修理中だそうです。この姫路城もそうですが、松本城や犬山城など国宝指定の城郭はすべて築城時の木造建築を守り続けています。しかし、木造建築が永の風雪に耐えて行くには、半世紀毎ぐらいの大修理が欠かせないのでしょう。
何年か前に見物した大修理前の姫路城ですが、別名白鷺城と云われるだけあって遠目にも天守閣の壁や天守閣を取り囲む郭塀の漆喰の白さが見事に美しい城であると思います。また、天守閣内部に入り、太い木材の柱や梁が組み合わされて織りなす造形も見事なものと感服します。しかし、残念だと感じたのは石垣です。遠目には判りませんが、近くで見ると積み上げた石のそれぞれが貧弱なものが多いのです。大阪城の巨石とまでは云いませんが、江戸城(皇居)の石垣だって、もっと大きめのしっかりした石が積み上げてあると思った次第なのです。
我が町の国の印ですが、明治維新までは存在したのですが、維新のどさくさの中で城は解体され、その材は民間に払い下げられてしまった様です。城跡のすべて整地し直され、今では城下町であることが僅かに知れる地名以外、この地に城があったことを伺い知るものはありまえん。日本全国を見回せば、我が町と同様の地も多いのかも知れません。しかし、我が町を愛する一人としては、国の印としての城が残こされていたら、さらに良かったろうとも思うのです。
城郭は元々は砦や山城みたいに地形上の要衝に設置され、それは純武装拠点としての戦略上の価値があったものでしょう。しかし、平地に築城され城下町が形成される様になった時代から、戦略的な価値よりも、国を統合するモニュメントとして、すなわち国の印としての価値が重視されて行った様に思われます。それと共に、城郭はことさら美しさを増して行くようになったと感じます。
そんな城郭で、国宝でもあり日本最大のもっとも美しい城として名高い姫路城が、現在平成の大修理中だそうです。この姫路城もそうですが、松本城や犬山城など国宝指定の城郭はすべて築城時の木造建築を守り続けています。しかし、木造建築が永の風雪に耐えて行くには、半世紀毎ぐらいの大修理が欠かせないのでしょう。
何年か前に見物した大修理前の姫路城ですが、別名白鷺城と云われるだけあって遠目にも天守閣の壁や天守閣を取り囲む郭塀の漆喰の白さが見事に美しい城であると思います。また、天守閣内部に入り、太い木材の柱や梁が組み合わされて織りなす造形も見事なものと感服します。しかし、残念だと感じたのは石垣です。遠目には判りませんが、近くで見ると積み上げた石のそれぞれが貧弱なものが多いのです。大阪城の巨石とまでは云いませんが、江戸城(皇居)の石垣だって、もっと大きめのしっかりした石が積み上げてあると思った次第なのです。
我が町の国の印ですが、明治維新までは存在したのですが、維新のどさくさの中で城は解体され、その材は民間に払い下げられてしまった様です。城跡のすべて整地し直され、今では城下町であることが僅かに知れる地名以外、この地に城があったことを伺い知るものはありまえん。日本全国を見回せば、我が町と同様の地も多いのかも知れません。しかし、我が町を愛する一人としては、国の印としての城が残こされていたら、さらに良かったろうとも思うのです。