私の思いと技術的覚え書き

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武人が尊ばれた時代

2020-09-06 | コラム
 おおよそ現代において、特に日本ではかもしれないが武人が庶民から尊ばれることはない。逆に組織内の不祥事の責任を取って止めることが時々あるが、誰も名前なんか覚えちゃいないだろう。何でこの様なことになったかと云えば、祖国を守る戦争がなかったと云うことがあろうけど、とかく現在は文民統制とかいうもので全面に立てないという宿命があるのだろう。

 しかし、自衛隊(国防軍に改名すべきと思うが)のトップは、防衛大臣だが、現在の河野、その前の岩屋、さらに前の前となる稲田(女性:現法務相)辺りは、およそ信頼感を持てず、こんなので尖閣辺りの脅威が現実化したら、オロオロするばからりで、まともな指揮が下せるのかと思ってしまう。

 さて、現代の武人は脚光を浴びることもないが、先の大戦(大東亜戦争)では、山下奉文(大将)とか栗林忠通(大将)など、ものの本の中で、誠に愚将が多かった中で、この様な武人が中にはいたのだと知る。そんな武人も、日露戦争では、陸軍の乃木希典(大将)とか、海軍の東郷平八郎(大将)の両名は、日本は当然として、諸外国、中でも比較的小国な程、日本人として驚くほど知名度があった。それは当時、誰が見たって小国で知名度低い日本が大国たるロシアに勝ったということに尽きるだろう。なお、乃木希典大将については、およそその調査区の8割方は読んで来た国民的作家とされる(今は認めないが)司馬遼太郎は、クソミソに貶している。このいわゆる司馬史観については、後年様々な信頼ある著述により、かなりの偏向を持っていたと云う事実を知ることになるのだが。

 そんな日露戦争の英雄の一人、東郷平八郎を評価するからこそ生まれたビールを15年前に明治村で見た。このビール、元々フィンランドで作られ、その後オランダに移り、現在は日本で製造販売されているという。



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