私の思いと技術的覚え書き

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特装車について

2015-03-19 | 技術系情報
 自車の二台前方を走るステン巻タンク車の写真です。まるでワイドミラーの鏡みたいで後続車の様子が良く判ります。この様な体験は、クルマに乗る誰しも体験したことがあるでしょう。

 写真はガソリン以外の液体を運ぶタンク車ですが、この様な特装車というのは、タンクローリーも含め、クレーン車、高所作業車、消防車等々、本当に多種多様なクルマがあるのには驚き、また関心を持ちます。しかし、その価格が驚くほど高価であることには更に驚かされます。少量生産で非常に材料費や工数が増加するからなのでしょう。
 ところで写真の様なSUSのタンク車ですが、SUSムクの厚板で組み上げたタンクもありますが多くは本体タンクは別素材(多くは鋼板)で外観にSUS薄板を巻き付けて装飾しているものが多くを占めると思います。表面粒度#800程で磨き上げたSUS薄板の後部部分を鏡板などと呼ばれます。事故で損傷することは稀ですが、私も過去数十年の中で数度は見て来たでしょうか。タンクが凹んだ場合はどうやって修理を行うのか?。損傷程度によっては修理不能となるでしょうが、可能な場合は内部に入って油圧ジャッキで押し出す作業が基本となります。もちろん内容物によっては人に害ある物質の場合など、それなりの装備や準備が必用になるでしょう。


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