9月に入りましたが暑い日が続いています。こんな暑い最中にスタッドレスタイヤのことを話題とするのは、奇異な話しと感じられるのだと思いますが関連情報として記してみます。
さて、先日のネット記事で、スタッドレスタイヤのバーストに注意との記事に接しました。同記事は、夏場にも関わらずスタッドレスタイヤを装着し続けているクルマが多く、バースト事故が増えていると云うものです。
思い返してみると、交差点等で横に並んだトラックのタイヤで、スタッドレスを装着したままのクルマが結構多いこことに気づかされます。また、業務絡みで見るクルマにスタッドレスが装着されたままという場合が結構にあるものです。
同記事にも記されている様に、スタッドレスタイヤのトレッド表面のゴム材質(コンパウンド)は、夏用タイヤに比べ柔らかく発熱し易いのは確かだと思います。空気圧が低めであれば、更に発熱は急激に高まりバースト事故が多くなるのは確かなことでしょう。それに、スタッドレスタイヤは、夏用タイヤに比べれば転がり抵抗も大きく、若干でしょうが燃費も悪化するはずです。想像するにこの様なユーザーは、スタッドレスタイヤがある程度摩耗してしまったから、もったいないから履き潰してしまおうという気持なのかもしれません。
スタッドレスタイヤを乾燥路面で走行させて見れば直ぐ判ることですが、ステアリングの応答遅れは大きくなり、コーナーリングパワー自体の絶対値も小さいことが感じられます。そして、走行騒音も大きく生じます。本ブログの以前にクルマの剛性のことを記しましたが、タイヤを夏用タイヤからスタッドレスタイヤに替えただけで、ドライバーが感じるクルマの剛性感は低下したことが感じられます。何れにしてもスタッドレスタイヤの性能は、積雪もしくは凍結路に特化したものであり、夏場における特に高速走行においては、危険を生じるものとの認識を持つ必要があると感じられることです。