Morgan Motor Company production(英国モーガン社の製造風景)
英国モーガン社は Wiki記述によると、モーガン(Morgan Motor Company )は、イギリスの少量生産のスポーツカーのメーカーのひとつである。1913年、イングランド、ウスターシャーのマルヴァーンにて設立され、現在も同地にて創業者一族らによる家族経営がなされている。従業員は約150名。
つまるところ、英国の名だたる量産メーカーは、ほぼ他国の経営に移ってしまったが、モーガン社は元来の経営を維持しているということだろう。
さて、Youtube でモーガン社の製造風景を見る機会があったが、シャシは昔はスチールのラダーフレームであった様だが、最近のはアルミ引き抜き材(押し出し材)を主に使用した、基本的にはラダーフレームの発展型の様だ。
このモーガンだが、主にアッパーボデーの骨格となる骨組みは、木製であることは、感心のある方には知られているところではないだろうか。この様なクルマの上屋を木骨で作るというのは、我が国でも戦前および前後の一時期まで、主にトラック運転台の製造において、結構行われていたことを、話しに聞く。これは、車両メーカーで量産するのは、フロントバンパーからボンネットと計器板までで、それより後ろととなる、運転台本体やリヤボデー(荷台)は、各地に点在するボデー工場(現在の架装工場)で行われいたと云うことなのだ。その時代、工場工員は、現在の板金工と塗装工以外に、俗に自動車大工ともと呼ばれた木骨製造工、シートや内張などを作るシート工、電気配線関係を行う電気工など、分業が図られていたいた様に聞く。
英国モーガンの話しに戻るが、英国では先の大戦で、デ・ハビラント社という航空機メーカーがあったが、そこが作った「モスキート」という双発戦闘機は、木骨構造だったらしい。その後、戦後、デ・ハビラント社は正解初のジェット旅客機[コメット」を就航させるが、アルミモノコック構造の金属疲労が原因で連続的な事故を生じ、経営悪化でホーカー・シドレー社に買収されることになり社名は終えた。
モーガンのアッパーボデーは、骨組みは木骨だが、その上に張られるボデー外板はアルミパネルを盤木加工している様だ。また、木骨でも、リヤのホイールアーチ部の局面形状などは、削り出して作るのではなくて、型枠に押さえ込んで作っている風景は、浜松にあるヤマハとかカワイのグランドピアノの局面成型と同じだと感心しつつ眺めた。
この様な構造だからして、一応パッシブセーフティたるエアバッグなどは付くのだろうが、衝突安全ボデーにはなり得ようがないが、少量生産故に許されることなのだろう。
#英モーガンのアッパーボデーは木骨構造
英国モーガン社は Wiki記述によると、モーガン(Morgan Motor Company )は、イギリスの少量生産のスポーツカーのメーカーのひとつである。1913年、イングランド、ウスターシャーのマルヴァーンにて設立され、現在も同地にて創業者一族らによる家族経営がなされている。従業員は約150名。
つまるところ、英国の名だたる量産メーカーは、ほぼ他国の経営に移ってしまったが、モーガン社は元来の経営を維持しているということだろう。
さて、Youtube でモーガン社の製造風景を見る機会があったが、シャシは昔はスチールのラダーフレームであった様だが、最近のはアルミ引き抜き材(押し出し材)を主に使用した、基本的にはラダーフレームの発展型の様だ。
このモーガンだが、主にアッパーボデーの骨格となる骨組みは、木製であることは、感心のある方には知られているところではないだろうか。この様なクルマの上屋を木骨で作るというのは、我が国でも戦前および前後の一時期まで、主にトラック運転台の製造において、結構行われていたことを、話しに聞く。これは、車両メーカーで量産するのは、フロントバンパーからボンネットと計器板までで、それより後ろととなる、運転台本体やリヤボデー(荷台)は、各地に点在するボデー工場(現在の架装工場)で行われいたと云うことなのだ。その時代、工場工員は、現在の板金工と塗装工以外に、俗に自動車大工ともと呼ばれた木骨製造工、シートや内張などを作るシート工、電気配線関係を行う電気工など、分業が図られていたいた様に聞く。
英国モーガンの話しに戻るが、英国では先の大戦で、デ・ハビラント社という航空機メーカーがあったが、そこが作った「モスキート」という双発戦闘機は、木骨構造だったらしい。その後、戦後、デ・ハビラント社は正解初のジェット旅客機[コメット」を就航させるが、アルミモノコック構造の金属疲労が原因で連続的な事故を生じ、経営悪化でホーカー・シドレー社に買収されることになり社名は終えた。
モーガンのアッパーボデーは、骨組みは木骨だが、その上に張られるボデー外板はアルミパネルを盤木加工している様だ。また、木骨でも、リヤのホイールアーチ部の局面形状などは、削り出して作るのではなくて、型枠に押さえ込んで作っている風景は、浜松にあるヤマハとかカワイのグランドピアノの局面成型と同じだと感心しつつ眺めた。
この様な構造だからして、一応パッシブセーフティたるエアバッグなどは付くのだろうが、衝突安全ボデーにはなり得ようがないが、少量生産故に許されることなのだろう。
#英モーガンのアッパーボデーは木骨構造